連休中に組織論の本を読んだ

前代未聞の10連休に合わせてこの2冊を読みました。ティール組織は会社の組織の本、カイゼン・ジャーニーは開発チームの話。意識していたわけではないけれど、読み終わってどちらも組織づくりに関する本だったと気づきました。

ティール組織

弊社の代表がこの組織論を参考に会社の改革を行っているらしく、その考え方の原典を知りたいと思って読むことにしました。普段、こういう本を読まないから慣れていないのもあって、あえて挿絵のたくさん入ったイラスト解説版にしたのだけど、それでも読むのが大変でした。解釈しながら読もうとすると解釈しきれない文章ばかりで全然進みません。いきなり全部を解釈するのは無理だと諦め、1回最後まで読んで全体像を掴めればそれで良し、という気持ちで読み進めることにした。

レッド・オレンジ・グリーン・ティール、それぞれの組織の進化の過程を色に例えて説明されています。最初は何が何色だか覚えきれなくて混乱しましたが、読み進めていくうちに、挿絵とその色のおかげでずいぶん理解がしやすく、後半はさらにその色のイメージからどんな組織と想像できるようになりました。導入としてはイラスト解説版を選んで良かったと思ったところです。ところどころ前作の話題が出てきて、やはりそちらも読んだほうが理解が深まりそうと思ったので、いずれ読んでみたいと思いました。

生命システムには、変化を受け入れる能力が生来的にある
組織が自己管理する世界、生きたシステムでは、私達は外から変化を共用することはありません。生きたシステムには、自らの環境の変化を感じ、内部から適応する生来の能力があります。森に雨が降らない時にこそに、変化を計画し先頭に立つ主人となる樹などありません。瞬間的に、生態系全体が創造的な反応をします。

この自然界にもともとある生命システムの表現がいいなぁと思ったので引用しておきます。

カイゼン・ジャーニー

アジャイルやスクラムの開発手法は書籍を読んだりWeb上の記事を読んだりで知っていたし、実際にスクラムを回し、朝会・ふりかえりなどのスクラムイベントもやっていた、そのことを思い出させてくれた本でした。知ってたしやってたのに、今の仕事ではほとんどやらなくなってしまっているな、と。完全に忘れてしまっていたので、思い出す良いきっかけになったと思います。この本の主人公のように、一人で始めるところから、思い出しながら再開していこうと思います。

最後に

気づけば技術書ではない難しい本を読むことがかなり久しぶりだったのですが、今回この2冊の本を読んで、休日2日あれば頑張れば読み切れるものだということがわかったのも良かったです。今回のような超大型連休でなくても、普段の土日や3連休くらいあれば1冊読み切れそうなので、もう少し読書量を増やしていこうと思いました。

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