見出し画像

(97)L’ECOLEでの学び


Ryntblueさんの勧めで、現在開催されているL’ECOLE(レコール)の日本特別講座2023で、ジュエリーの講座を受講しています。
https://www.lecolevancleefarpels.com/jp/ja/about-lecole-jp

ヴァン・クリーフ&アーぺル支援により2012年創設された、L’ECOLEは、フランスおよび世界中の人々とジュエリー文化を共有することを使命としています。

講義のテーマは、原石の世界、ジュエリーの美術史、匠の技と大きく3つ。
学びたいという意欲があれば、経験も技術も必要ない、とのご案内でしたので、臆せず4つの講座を受けました。

以下、L’ECOLEのサイトから
https://www.lecolevancleefarpels.com/jp/ja/japanese-courses-reservation
「ジュエリーで世界一周」の講義では 人類がなぜジュエリーに惹かれてきたのかを、時代や文明ごとに答えを導き出し、 それぞれの素材や技術・デザインを、わかりやすく解説。 典型的なサンプルを実際手にできたことで理解を深めることができました。


「ゴールドとジュエリー:古代からルネッサンス期の君主まで」 次いで 「ジュエリーの歴史:ルイ14世からアールデコまで」 では、ジュエリーの美術史を総ざらい。

「護符、魔除け、幸運のお守りとしてのジュエリーの力」
幸運の表現、宝石に宿るとされてきたパワーや象徴性を、時代や文化ごとに探っていく興味深い講義でした。


実際に貴石・半貴石に触れながら、石の持つ特性・意味の解説。
講義の最後には、ヴァンクリフ&アーペルをはじめ、ディオール、デビアス、シャネルのハイジュエリーのそれぞれの特色と各メゾンにまつわるエピソードにも触れてくれました。

多方面からジュエリーを掘り下げる講座はどれも楽しめたと同時に、私自身の今後の仕事の方向性も再確認させてもらったように思います。

欲を言えば、匠の技関連の授業も受けてみたいところでした。
デザイン画から型作り、実際ジュエリーが二次世界から三次元化されていく過程の、プロの手元を見られるチャンスでしたが、気が付いた時には既に満席。残念でした。

また、受講者のバックグラウンドは多岐に渡り、
ジュエリー作家、大手広告代理店のアートディレクター、販売に携わっている方、愛好者、美大の現役学生さん等々、各分野の方の現場の皆さんのお話を伺えて、多いに触発されました。

繁忙期でしたが、この時間を取ったのは、大正解でした。
そんなこんなで、今月もまたさらっとした内容になってしまいましたが、また続報しますね。

東京丸の内のKITTEで、2023年1月20日から5月7日までレコールと東京大学総合研究所博物館が主催している極楽長の展示があります。
よりすぐりのジュエリー約100点も観ることができますので、お勧めです!

開館十周年記念特別展示 『極楽鳥』|イベント&ニュース|KITTE丸の内 | JR・丸ノ内線 東京駅に直結したショッピングセンター「キッテ」 (jp-kitte.jp)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?