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(64)サロン・デュ・ショコラ 2022 番外編

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まさに昨日2月3日までサロン・デュ・ショコラ東京2022が開催されていました。
料理研究家の通訳仲間数人がSNSに戦利品をアップしていたのを見かけたのですが、私自身は残念ながら会場には出向きませんでした。SNSで様子もうかがうことができましたし、今月出張を控えており、体力温存で。
考えてみたら、そもそもショコラ愛というよりは、舞台の裏方としての仕事に興味があったので、じっと我慢というほどではなかったかもしれません。(笑)

今回はサロン会場以外で会えたショコラティエとのお話を「番外編」でお話しさせていただきますね。

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番外編2

まずは、セバスチャン・ゴダール氏。

www.sebastiengaudard.com/

写真はパリのチュイルイー公園近くの彼のブティック兼カフェ。
実は2013年、アヴェッカー氏とゴダール氏の二人が初出店ということで、私は、この二人のどちらかの担当になるらしいと聞き、yuotubeで動画を探して、観ていました。
パリジャンは早口ですし、話し方や語彙のくせによっては聞きづらい場合があり、ドキドキしながら事前打ち合わせの日を迎えたところ、結局このゴダール氏ではなく、南仏出身のアヴェッカー氏(フレッド)の担当になりました。
2018年頃だったでしょうか、復活祭時期にたまたまチュイルイー公園界隈を歩いていて彼の店を見つけ入ってみると、幸運にも本人がいました。
久しぶりの再会だったのにちゃんと憶えていてくれました。
洗練された雰囲気の2階のサロンはすっかり気に入り、パリ出張の際は、時々友人と訪れています。

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(サロン・デュ・ショコラ オフィシャルムック 2012 より)
ジャン・シャルル・ロシュ―氏。

jcrochoux.com/

パリに住み始めて一からフランス語を習い始めたのは、ソルボンヌ大学付属校の夏期講習だったのですが、
なんとなく雰囲気になじめず、文化講座も充実し丁寧な指導で定評のあるサンジェルマン・デ・プレ界隈のパリ・アンスティテュート・カトリックに移りました。
en.icp.fr/
近隣には瀟洒なたたずまいの店が軒を連ねていて、この学校近くのロシュ―氏のショコラトリ―もその一つ。

番外編4

時折、お呼ばれの手土産に、私自身も大好きなオレンジェットを買いに行くと、ロシュ―さん自ら気さくに接客してくれていました。まさか4年以上たってサロン・デュ・ショコラ東京で再会できるとは!
在仏日本人も多く訪れているので、残念ながら私のことはすぐには思い出してはもらえなかったのですが、
事情を説明してしばし会話を楽しむことができました。

そしてボルドーのグランドホテルの近くにお店を持つダヴィッド・カピー氏。

www.davidcapy.fr/

番外編4

5年ほど前、ボルドー旅行の際、宿泊先のホテル界隈を歩いていたらカピー氏の店を偶然見つけました。
カフェは併設されていなかったので、お行儀悪かったのですがショコラ・エクレアをお店で買って外でパクリ。
おのぼりさんよろしく、その姿を夫がパチリ。

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サロン・デュ・ショコラ東京で初出店の彼にその時のことを話しましたが、まったく記憶にないようで
この旅の置き去っていった恥を、彼が拾って憶えていなくてよかったです(笑)

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(右から私、カピーさん、カピーさん担当のパティシエールでもある通訳仲間)

本日のおまけ~ちょっとショックなできごと (57)消えたショコラのボックス

今年も仲間とフレッドのショコラをお取り寄せしました。
去年は、コロナ禍にも関わらず、遅延なく損傷なく届きましたので、
まったく心配していなかったのですが・・・
なんと、なんと!
フレッドが送ってくれた5箱のうち、3箱が小包の中から忽然と消えていました。
UPSジャパンに問い合わせたところ、フランス出国から日本の税関の輸送途中で抜かれたのではなく、フランスの空港を出る時に既に抜かれていたことが判明しました。
フレッドの店を出る時にはショコラの箱5個で5キロの小包として発送されていたのに、
フランスの空港を出る時には、なぜか1.5キロの小包として通過し、我が家に着いた時にもそのまま1.5キロ。よくみると小包の底辺は茶色のスコッチテープが念入りに貼られていますが、箱の上の部分は簡単にセロテープで止められているだけ。

5箱のうち、1箱つい、というならまだしも(でもないですが)2箱だけ残して、3箱抜くと言うのは、なんとも悔しい~

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こうなると日本側ではなにもできることがなく、フレッドの依頼したUPSフランスにクレーム対応と補償処理をしてもらうしかないらしく・・・
バレンタインで忙しい時期にフレッドに迷惑をかけてしまい、かなり凹みます。
そうだった、日本のロジスティックと同じサービスを期待してはいけないのだった。
(ロンドンでもパリでも在住時代、私自身にはあまり起こりませんでしたが、似たようなことが知人友人に起きていました)
MOFショコラティエの店に集荷に行った人物もしくは空港まで搬送した人物が小包に内容物ショコラと書いてあり、魔が差したのでしょうか。
今頃ブラックマーケットで販売されているのか、はたまた家族でほくほくと堪能しているのか・・・

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MOFショコラティエ、フレデリック・アヴェッカーのショコラですからね!
どうせ食べるなら背筋をピシッと伸ばして有難くしっかりご賞味あれ!

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消えた3箱の代わりはフレッドが再度送ってくれるそう。
フレッドありがとう~重ね重ね申し訳ない・・・どうか無事につきますように。
フレッドに「『食べたらお腹を壊します』と箱に大きく書いたらどう?」と提案してみようと思ったのですが・・・やめました(笑)

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