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㊻Toile de Jouy(トワル・ドゥ・ジュイ)に魅せられて その3

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今も同じ場所にあるのでしょうか。

当時Toile de Jouy美術館から少し坂を下ったところにToile de Jouy専門店がありそこで素材を買っていました。

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生地は、花や田園風景を描いた伝統的なもの、ストーリー性があるもの、
フランス各地に広まったToile de Jouyの地方色豊かなもの、
図柄に合わせたネーミングがされていて、
色のバリエーションも豊富でした。

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以前にご紹介したサイトに詳しいので、再度リンクを貼っておきますね。

www.florileges-toiledejouy.com/toile-de-jouy
モンマルトルのサクレクール寺院近くにも、プロ、アマチュア問わず皆が良く知っている手芸素材の店が
軒を連ねた一画があり、よく素材を物色しに行きました。

こちらのToile de Jouyは図柄も色も少しカジュアルでお値段もお手頃でした。

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ポーチやバッグのアクセントには飾りボタンやポンポン(ミニ・タッセル)を使いましたので、
老舗HOULÈS(ウレス)の製品を仕入れました。

商品の小物に使うのは、小さな限られた数種のものでしたが、
ウレスのショールームを訪れ、その多種多様さ、美しさに、
タッセルというものの概念ががらりと変わりましたし、
まるで小さな美術館に行ったような感動を覚えました。
www.houles.com/

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Toile de Jouy(トワル・ドゥ・ジュイ)をはじめフランス製の生地で制作したポーチやミニバッグ、
カルトナージュなどに使う生地そのものを販売し始めた頃、
芦屋にお住いのフランス生地好きの女性と知り合いました。

確か、お客様として百貨店のフランス展にいらして、お声かけくださったのが最初だったと思います。

とても熱心な方で、
その後、参考になりそうな芦屋のお勧めのセレクトショップ情報をくださったり、
商品化へのアイデアなどを、有難いことに、ご自身でサンプルを作って提案してくださいました。

手芸を趣味にしたことがなかったので、ただToile de Jouyの美しさに魅せられていた私でしたが、
平面の布を手にして、インテリアにしろ、小物にしろ、
それを活かして立体的に形にする発想ができる方のお話を伺えたのは
非常に幸運でした。

愛好家の方のパッションやニーズに応えられる提供方法を考えること、を意識する具体的な学びもありました。

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彼女は今どうしているのかな。
あの時、作っていただいた名刺入れ、ハサミ入れ、トレイは商品化はできませんでしたが、
感謝の気持ちとともに、まだ大切に使わせていただいています。

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