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(93)久方のパリ パトリシアとの時間

パトリシアとの出会いは、10年程前になるでしょうか。
彼女は、フランス革命前から存続するフィギュアの会社の後継ぎ娘で、サンジェルマン・デ・プレにある「オウ・プラ・デタン」の店主でもあります。
https://www.soldats-plomb-au-plat-etain.fr/
私が買付けるのは、戦士やナポレオンやヘンリー八世などの歴史的人物というよりは、ノスタルジックなパリらしい風物詩、今では街角には見られない、焼き栗売り・屋台のチーズ売り・パン売り娘・ガス灯に点火する男性・犬と散歩するマダム等々です。


型にを流し込んで固め、職人が一つ一つ着色していくフィギュアは手仕事の温かい風合いがあり、いまだに世界中にコレクターがいます。
独特の世界観が、他の商材の魅力をさらに引き立ててくれるので、ディスプレイ兼商品として少しずつ入手していました。


今回はパリの広告塔をディスプレイ用に2点買付けたのみでしたが、彼女のお店に数回立ち寄り、おしゃべりを楽しみました。

彼女は同世代の経営者でもあり、博識で情報通、私にとってはパリ滞在中、必要不可欠の時間です。

と、ここで時間切れ、近日中に続きを加筆しますね。

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