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どこにでもいるOLだった私が5冊も本を出版できた理由

セミナーなどの自己紹介で(こういう場以外であんまり言ったことない)「本5冊出版」と言うと、とてもびっくりされるのでもしかして、出版したい人って意外とたくさんいるのかな…と思い、私の経験を書いてみますね。もちろん商業出版についてです。

出版に文才は必要?!

本を出版したいと思ったら、文章は上手に書ける人のほうが、書けない人よりはいいかもしれません。でも文才なんて必要ないんじゃないかな。どうしても書けない人は、ライターさんに書いてもらえばいいのだし。(私もゴーストしたことあります)

それより大事なのは、書きたいことがあるかどうか。世の中に伝えたいことがあるかどうか。

もちろんそれが、多くの人が求める内容だったら、ラッキーですね。出版のチャンスはより大きくなります。なぜなら出版社さんだって、多くの人が読みたがる内容の本を作りたいから。

私の場合、ニーズはそんなに多くないと思われる分野で出版させてもらえたので、ほんとに有難いことです。逆に、このテーマが売れてるから!という理由で本を書きたいとは思わなかったかも。

本に書きたいことを磨く

まず何より大事なのは、やっぱり書きたいことを持つこと。何でも書いちゃうライターさんもいるけど、それはまた別の話。

私は、最初の本を出版して頂いたときは、ちょとした得意分野がありました。当時住んでいたスペインのバルセロナという街で、プロの料理学校や製菓の学校に通ったことを糸口に料理関係の雑誌に執筆していました。ちょうどスペイン料理が世界で有名になってきていた頃だったことと、まだあんまり「スペイン 食」という分野の日本人がバルセロナにいなかったことから、ポジションを掴めたのです。

だから、最初の本は、スペインの食に関わる本を出版したかったのです。が、編集者さんには「うーん、ニッチな市場ですね。もう少しテーマを広げてこんな感じにできませんか?」と、言われてしまいました。

当時はちょっと残念でしたが、このようにアドバイスをくれる編集者さんは稀ですし、そのアドバイス通りにしたからこそ出版してもらえました。最初に企画していた内容とは異なったもののスペインの食にも触れていましたし、作りながら心から楽しめた本でした。「旅するバルセロナ」という本です。

書きたいテーマに強い出版社にあたる

こんな本を書きたい!と思ってまずしたことは、そのテーマの本を出版している出版社を調べること。多岐に渡る分野を扱っている大会社もありますが、基本的に特徴や得意分野があります。それらをリサーチすることが大事。数打てば当たる、というものではないですね。

私も何社かピックアップして、帰国の際に出版社を訪れて企画書を見て頂きました。断られたところは2社ありました。1社は丁寧に納得のいく理由を教えてくださって、もう1社ではなんかこてんぱんに潰しにかかられたような気分を味わいました。そんなことがあった上での、最初の出版社さんとの出会いです。

企画書は難しくない

出版社さんにプレゼンする企画書は、そんなに作り込んだものじゃなくてもいいと思います。題名なんて仮でしか考えられないですし。仮のタイトルと概要、誰をターゲットにし、どういう思いがあるのか、ざっくりとした目次はあったほうがいいかもしれません。まずは書きたい分野の担当の編集者さんに興味を持ってもらうことが大事。

出版に最も大事なのは、専門性

専門性って言ったら、何かの分野ですごいスペシャリストにならなきゃならないと思うかもしれないけれど、そうではないです。

私も日本ではずっとOLで、海外でちょこちょこ記事を書き始めたばかりで、専門性と言えるほどのものはなかったです。

海外に住むということが、出版に有利だったということもないと思います。当時も海外に住むことはそんなに珍しいことではなかったから。

でもやっぱりバルセロナの良さ、素敵なところを伝えたいっていう思いが強くありました。その思いって、好きなこと、やりたいことだから言ってみれば専門性だったんじゃないかな。

あなたにも、好きなこと、ありますよね?だから本にしたいんですよね?人と比べてすごいスペシャリストじゃなくてもいいんじゃないかな。

もちろんほんとにスペシャリストなら有利だけど。関連する賞をとったとか、テレビなどメディアで取り上げられたとか。でもそんな絶対条件ないような気がします。

是非チャレンジしてみてください。あなたの夢が叶うといいですね。

そうそう、私も最初に書きたかった内容の本を後に出版してもらえたのです。5冊めの「スペインまるごと全17州おいしい旅」という本です。今思えば初めての本としては複雑な本だったので、経験を積んでからでよかったです。

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