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【SA浦安】シャイニー初心者的注目選手

ついに開幕したラグビーの国内最高峰リーグ「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」(以下、リーグワン)。
私のイチ推し注目チーム「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安」こと「アークス」は、リーグの中で、Division1のカンファレンスAでシーズンを迎えます。
今シーズン私が「アークスに注目したい!」 と思った理由の一つは、大型といわれる戦力補強。知名度が高い国内外の選手の新加入や移籍がありました。

52名のアークス戦士

アークスは昨シーズン終了後に14名が引退・退部し、9人が新加入。公式サイトでは52名の選手が紹介されています。

個人的には、こちらのイラスト版が好きです。

新加入選手は、元日本代表で一度は引退したトモさんことトンプソン・ルーク選手の電撃? 復帰や、オーストラリア代表73試合出場のイズラエル・フォラウ選手が話題を集めています。

また、昨シーズンから在籍しているグレイグ・レイドロー選手(元スコットランド代表キャプテン)、東京五輪に出場した羽野一志選手もチームに戻りました。「#きんめし」ことチームをけん引してきた金正奎選手、昨シーズンの観戦でランが印象に残った石井魁選手など、単なるラグビー好きな私でも何人も選手が浮かびます。

でも、あえて今シーズン特に注目したいのは3名の選手です。

①オテレ・ブラック選手(新加入、スタンドオフ)

ズバリ、イチ推し注目選手です♪
前所属チームは、ニュージーランド(以下、NZ)のブルーズ。
私の出会いは2020年6月。コロナ禍で最初にラグビーが復活したのはNZの『スーパーラグビー2020 アオテアロア』というリーグでした。
2019年のワールドカップで見たNZ代表ことオールブラックスの選手目当てで見始めた時、同僚のボーデン・バレット選手(BB)を抑えスタンドオフとして出場していたのが、ブラック選手でした。
毎試合どのプレーをみても正確で、キックも上手く、いかにも司令塔。素人がみてもわかる上手な人という感じで、さすがNZで試合に出場する選手のレベルは高いな~と遠い目でテレビを眺めていたものです。
しかし、2021年シーズン終了後に退団のニュース。直前には「スーパーラグビー トランス・タスマン2021」でチームを優勝に導いたばかりでした(対戦チームのハイランダーズには姫野和樹選手が出場)。
他の情報も総合し、私のなかでは下記のように整理されます。

・前チームのハリケーンズ在籍時代はBBの陰、ブルーズ移籍後はポジションを獲得したものの、なんとBBがブルーズに移籍
・私が見始めた2020シーズン、BBが日本でプレーしていた2021シーズンは出場機会を得て活躍
・来シーズン(当時、今シーズンのこと)は、BBの復帰や他の選手とポジションの兼ね合いで出場機会が限られるため、海外移籍を決意

NZの場合、国外でのプレーは自国代表のキャリアも諦めるに等しく、25~26歳ならまだまだ自国でキャリアが築けそうなのに、国外にプレー機会を求めた彼のストーリーに切なさを感じました。

と同時に、遠い目でみていた選手のプレーが、また1人日本で見られる!見たい!! と俄然注目度が高まったというわけです。
なお、ご本人のインタビューは、当然のことながら切なさは微塵もなく、BBは友人とのこと(笑)

先日の開幕戦はスタメンで出場し、正確なキックで得点を重ね、僅差を演出。後半にはフォラウ選手へのキックパスでも魅せてくれました。
初めての日本生活。生活になじみ(※)、充実したシーズンになることを願っています(そして長く活躍して欲しい)。

※余談ですが、海外から来た選手が日本で新生活と聞いて思い出すのが2020年まで在籍していたアナマキ・レレイ・マフィ選手(現・横浜キャノンイーグルス)の奥様・あずささんのnote
異国の地での暮らしで困るあるあるが綴られています。ブラック選手やご家族にゴミ捨て場のルールを教えてくれる人がいますように。

②ジェームズ・ムーア選手(新加入、ロック)

2019年のワールドカップで活躍したいわゆるW杯戦士。私のなかでは日本代表ヘッドキャップ隊の一人です。
安定したラインアウト、とにかくハードワークで、ディフェンスの印象が強く、ボールのある密集へひたすら働きかける姿を何度となく見てきました。代表の試合では、たまにラピース選手(S東京ベイ)と見分けがつかなくなることも。

リーグワンではDivision3に振り分けられた宗像サニックスブルースより移籍してきました。実はこのチームのストーリーも切なくて。

昨シーズン最後の試合となった、対近鉄ライナーズ(当時)戦はすでに「次のシーズンは活動規模縮小を検討中」の報道が出てました。ムーア選手は、フランカーで出場。

試合当日のメンバー表(2021/4/18 秩父宮ラグビー場)

試合に敗れた後、グラウンドでいつまでも円陣を組む選手たちの背中が語っていました(涙)

試合後の円陣。ファンも席を離れず見守っていました(2021/4/18 秩父宮ラグビー場)

新天地として選んだアークスで、ムーア選手の変わらぬ活躍に期待です(2022/1/19インタビュー追加)。

ここまでハーフバック(ブラック選手)、フォワード(ムーア選手)と違うカテゴリーから選んだので、最後はバックスから。

③シェーン・ゲイツ選手(キャプテン、センター)

私の観戦スタイルは、いろんなチームの試合をみて、印象に残った選手がキッカケで、そのチームも見るようになり、いろんな選手を知っていくというパターンです。

ゲイツ選手は、昨年初めて見たアークスの試合でトライを決めていて、のちに大怪我からの復帰戦だったことを知りました。

対クボタスピアーズ(2021/3/6 江戸川陸上競技場)

もうおわかりだと思いますが、このストーリーにグッときてしまい(笑)。
でも、そのときはトップリーグ終了後。
その後、代表初キャップとなったアイルランド戦も松島幸太郎選手の交代のほうに目がいっていました。ごめんなさい……。

さらに今シーズンは、アークスのキャプテンとして活躍を広げるゲイツ選手。

ペニー監督はCTBゲイツのキャプテン選出について「シンプルに、人間性に優れ、忍耐力とメンタルの強さもあり、それに加えて選手としてワールドクラス。キャプテン選出は難しい判断ではありませんでした」と説明。

https://www.ntt.com/rugby/news/2021/211115_3.html

今シーズンは、しかと追うべく注目しています。

ラグビーは選手の人数が多いのでどうしても偏ってしまうのですが、もちろんその他のアークスの戦士達も追っていきたいです!


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