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ツール•ド•おきなわ2023 市民200kmロードレース 7位

2023/11/13(日)
◎場所:沖縄北部地域
◎天候:雨
◎リザルト:市民200kmロードレース7位

•準備

例年通り9月下旬から沖縄に向けたトレーニングを開始。夏頃からCore Body Temperature 深部体温センサーを導入し、今大会の準備から本格的に使用開始した。主に室内ローラーでの使用で、今までの『感覚』で行っていたものが、『数値』でみる暑熱順化トレーニングが出来るようになった。
また、去年大会での改善点を生かしたトレーニングメニューを行い(ガムシャラに追い込むような事はしない)、 結果的に去年以上に仕上げる事に成功した。直近のツール•ド•北海道よりもパフォーマンスは高かった。

•レース前

沖縄には昨年同様前日入りで、今年は前日に自転車にまたがることができた。夕方に30分くらいテンポ走で調子を確かめた。

名護曲での夕食

毎年通っている名護曲のソーキそばとじゅ〜し〜。
ちなみに知人はヤギ汁定食を食べていた。

自分は比較的ショートスリープの方が調子良いので翌1時に就寝し、3時間弱の睡眠でレースに挑んだ。

cyclowired様より

自分は安定の遅刻ムーブをかましてここには写っておりません。

•スタート〜1回目普久川ダム

スタート前から雨が降っておりやや寒かった。リアルスタートが切られて直ぐにOKINAWA中鶴さんがスタートアタック。チームメイトの太郎さん他数名がそれに続く。ダムまでの70kmは強い向かい風で、先頭を引く選手は少ない印象。RX高岡さんが牽引しないと集団のペースが上がらなく逃げとのタイム差は広がっていった。1回目普久川ダムでは4分差くらいまで広がった。

Bicycle Club様より


ダムの登り口は追い風基調で、更に集団ペースが遅く逃げとのタイム差が広がってしまったため、KOMまでハイペースを刻む。EMUの2名、AFRT石井さん、MSJ井上さん等が積極的に牽引するためそこに加わる。ハイパワーであるが脚が回り辛さを感じなかった。
難なくKOMを通過。

•2回目普久川ダムまで

濡れた沖縄の路面はスリッピーであり、ダムの下りは集団がかなり遅く、簡単に集団から抜け出すことが出来た。トルクを掛けないのとバイクを倒さずにライン考えて曲がればコケないって思っているので下りの速度を上げることができた。
(元々、逃げキメたり追走掛けるなら下りと作戦立てていたので好都合。)

奥の登り手前でトイレタイムがあり、用を足さなかった組には有力選手が数名入っておりそのまま先行。小水組はペース上がらず登りへと入ってしまった。

太郎さんのいる先頭はこの時点で2分半差位あり、この区間から追い風へと変わるので、僕は奥の登りで集団から抜け出し追走を計る。かなりのパワーが出ているもここでも辛さを感じずに頂上付近でトイレしなかった組に追い付き、ペースを上げる。
メンバーはイナーメ高須さん、荒瀧さん、OKINAWA中鶴さん、じてんしゃ本舗平口、(他2名はすみません番号分かりませんでした)

ガチンコサイクルTV様より

ダムへ向かう海岸線は予想通りの風向きで45〜50km/hで巡航。後続集団とのタイム差はバイクから教えて貰えなかったが、この追い風だと離れていることと確信。2回目の普久川ダムまでは先頭と1分50秒差まで縮まった。

•学校坂まで

2回目ダムの登りは平口と積極的にペースを上げる。他メンバーが勾配キツい区間で離れる場面があり、上げすぎないように平口に伝える。1回目よりも高い出力で登坂、KOM手前で先頭に追い付き、後方とも2分差位あり作戦通りの完璧なシナリオとなった。
しかし130km逃げ続けた組は耐えられず一緒にKOMを通過できず、追走組で頂上クリア。
Strava上普久川区間では、後方集団は30秒詰められただけだった。

学校坂までのダウンヒルもメンバー的にメイン集団より速いペースで下れ、この人数で勝負になると。体力的にももしかしたらと思っていたが...。

•ゴールまで

学校坂では他メンバーがかなりキツそうにしており、上げすぎずペースで登っていたが、頂上付近で後ろを振り返ると井上さんが猛追しており、その後ろには集団が。かなり怖かった。
パワーを比較してみると物凄いハイペースで学校坂を登っていることが分かった。

井上さんが先頭に加わり、集団との差は10秒ない位か。そのままのペースでアップダウン区間に入り、平口と僕の3名が先行する展開になるも逃してくれず。(やや先行できたが、メイン集団が追いつくタイミングで集団のペースが緩むと思っていたが...。)

ここから井上さんのアタックが始まる。
高江の登り区間で彼が先行し一瞬集団は牽制するも、私は平口と共に追走を掛ける。マージン無しで攻めるも、出口の見えないコーナーで曲がりきれず彼は落車。僕もギリギリのコーナリングをこなし焦る。程なくして後方からACTIVIKE西谷さん、MIVRO岩島さん、中司さんが加わり新たな追走メンバーが形成されるも、メインに飲み込まれリセットとなる。

余裕のある選手や逃しちゃいけないと分かっている選手、固定メンバーでローテーションを回して井上さんをキャッチ。ミトロング原田さんが統制してくれた。次のペースアップに備える。

ゲサシの補給所はヤバいペースアップにはならずクリア。

ゲサシ後の下りで365城所さんとほぼ同時のタイミングで抜け出しこれに男子部小出くんが続く。ここでも3人になる展開になるも容認してもらえず。
この後有銘の登り手前で西谷さんと岩島さんが集団から抜け出したらしいが、気づかなかった。井上さんしか見ておらず、全体見れてない。反省。

有銘の登りですべてが決まると思っていたため覚悟を決める。案の定ペースアップし喰らいつくも我慢できずドロップアウトとなる。
千切れたメンバーでその先の嘉陽の登りで詰めるも詰めきれずそのまま4名(井上さん、EMU真鍋さん、Rapha中里さん、バルバ井上さん)に先行させてしまう。

カヌチャ付近で30秒差だったがその後ジリジリ差を広げられ、羽地ダムで5位決定戦となる。
小出くんが先行し、エキップ皿谷さんと私が続く。差は縮まらず市街地へ下り、皿谷さんとのスプリントで50m手前で差されて7位。入賞ならず。

•総括

先行4名と力の差を感じた。普久川の高強度に備えて20分や、羽地の5分を想定したメニューを中心に、室内ローラーで暑熱順化トレーニングを高頻度で行った。
ニセコで19-34で勝ち、沖縄でも勝てないことはないと思っていたため今回は本気で取り組んだ。
レースを動かすことはできたと思っているが、勝つことが出来ず悔しい。来年こそは!

次の記事では各主要区間のパワーデータ、機材を有料記事にまとめます。

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