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ブランドの機能

こんにちは。
経営の専門家、伴走舎 牧野です。

会社にとって強みとなる目に見えにくい経営資源を総称して「知的資産」と呼び、その知的資産は 1. 知的財産権、2. (狭義の)知的財産、3. 知的資産 の3つに分類されるなんて説明を以前しました。その際、特許、実用新案、意匠、商標などの1. 知的財産権について説明しました。

じゃぁ今日は「2. (狭義の)知的資産」から説明しましょう、といきたいところですが、この分類、ややこしいですよね。

みなさんが「そんなのも会社の強みになるんだ」といったことを理解してもらうのが最大の目的ですから、こうした学問的な分類は脇において、会社にとって強みとなる目に見えにくい資産=知的資産を一つ一つ説明していくことにしますね。

今日はブランド、その中でもブランドの機能についてです。

ブランドは強力な知的資産です。
「ブランドは、自社の製品・サービスと他社のそれとをはっきりと識別させる」ものだからです。

では、ブランドにはどんな機能があるのでしょうか。

1. 出所表示機能
ブランド名により、そのブランドが付与されている製品・サービスのメーカー・提供者が識別できる機能です。
リンゴのマークを見れば、Appleの製品だ!とわかりますよね。
この機能があるので、消費者は製品の選定が容易になり、リピートが促進されるわけですね。

2. 品質表示機能
ブランド名により、そのブランドが付与されている製品・サービスの品質、価値などが判断できる機能です。
「JAPAN」というブランドに寄せられる信頼がまさにこれですね。
この機能は、消費者の品質判定基準になりえます。

3. 宣伝広告機能
ブランド名が、消費者のメーカー・提供者に対するイメージや評判を向上させる機能です。
ウォークマン世代のおじさんにとっては、かつての「SONY」がまさにこれでした。なんだか時代の先を行ってる、って感じでした。
この機能により、認知度や好感度を得ることができて、ステータス・シンボルにもなりえます。

4. 資産価値機能
ブランド名それ自体が資産価値をもち、企業の収益の向上に貢献する機能です。

特別なブランドを持っていなくとも、自分の会社の商号、製品名などはれっきとしたブランドです。自社のそれぞれについて、この4つの機能がどんな状態にあるのか、チェックしてみてはどうでしょうか。

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ブランドの要素とブランドの資産価値

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