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損か益かの分かれ目

こんにちは。山の日3連休は発熱して寝込んでいた牧野です。


普段はセミナー受講者さんだけにご提供している「お試し経営相談」を夏の特別企画として実施中です。


人手不足で採用をかける前にやるべきことがありますよ。
なぜなら、人件費は固定費ですから。
というお話から、前回は固定費と変動費の違いを説明しました。

なぜ、固定費、変動費の考え方が必要かというと、損益の分かれ目を把握するためです。


変動費は売上に応じて増える費用でしたね。

たとえば、売価1,000円の商品が一つ売れた場合の変動費を300円として、毎月の固定費が56万円だったとしましょう。

この商品を1つ売るごとに1,000円−300円=700円の利益が生まれます。
これを限界利益といいます。

※ 英語で marginal profit というんですがどうしてこんな訳語をつけたんですかね。この名前のせいで、私もここから先を理解するのに苦しみました。

この商品を一つ売るごとに生まれる700円の限界利益で、56万円の固定費を回収していって、800個売ると損益がトントンになります。

ここが「損益分岐点」です。

このときの売上高80万円が「損益分岐点売上高」です。

これ以降は、一つ売るごとに生まれる700円の限界利益はまるまるその月の利益となります。うれしいですね。

変動費が変わらないとすれば、固定費が42万円に下がれば損益分岐点売上高も60万円に下がります。

このことから、人件費を増やすことで損益分岐点を上げてしまうことになる採用をするまえに、やるべきことをやってみませんか、とお話しているわけです。

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