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初めて海外の人と遊んできた話

出会いは言語交換アプリ

以前、HelloTalkという言語交換アプリで英語の勉強をしていた時のこと。突然フランス人から「なつめさんって、〇〇(アイドルグループ以下A)好きなんですか!!??」とチャットが届いた。

日本が大好きで、フランスの大学に在学中の女の子、年下。都内の大学に留学。Aというグループも日本と同じくらい大好きで、とにかくAの顔が好き

チャットをしていた当時はフランスにいたので、時差でチャットがずれまくるし、性格も考え方も未知数。

加えて、フランス人が日本でさほど知名度のないアイドルを知っていること自体疑問で、「不思議体験」という言葉がぴったりはまるような出会いだった。

話の流れで勢いでラインを交換。

その後、実際に遊ぶ予定をたてていざ当日・・・・。


ドキドキの待ち合わせ

私「(あ・・・絶対あの人・・・)」

待ち合わせ場所に近づいただけで、「あっ、この人だな」とわかるくらい、目立つ、背が高い、めちゃくちゃ大人っぽい、スタイル抜群の女性が。

人見知りなのでビビりながらも声をかけると

フランス人(以下Sちゃん)「あっ!なつめ〜!」

とフランス語っぽいイントネーションで挨拶してくれた。

「(おお・・・すごい、フランス人と喋ってる)」という謎の感動。本当に目の前の人はフランスに住んでた人なんだろうかと疑問に思って、世界がぐっと近く感じた。(ただし言語は日本語)(きまりが悪い)


出会って30分容姿といじめと文化的な話

出会って30分。タピオカを飲みながら、ブラブラと街を歩いていた時、流れで容姿の話になった。私自身、あまり容姿に触れるのはマナー的に悪いかもと思って避けていたのだけれども、向こうが話をし始めた。

Sちゃん「日本人は白い肌がいいっていうよね」

私「確かにそう。白い肌になりたがる人が多いね。」

Sちゃん「それがよくわからない。フランスでは少し焼けたくらいの肌がいいとされていて、白すぎる肌は良くない」

私「白い肌は多くの日本人の憧れなのに・・・全然違う・・・」

Sちゃん「白すぎるといじめられるしいいことないよ本当に。

私「!!!???!???!??!・・・いやでもSちゃんの肌白くて綺麗だよ。フランスでは違うのかもしれないけど素敵だよ。」

突然降ってきた話題に動揺を隠せない日本人。調べてみると、白人と日本人の美白意識はかなり異なっていて、白人のいう美白とは「適度に焼けていて不健康さが表れていない肌」が良いとされているらしい。

わざわざ日焼けをする人もいるらしい。その理由は「日焼けをできるほどバカンスを楽しめる余裕があるのよ!」という裕福さの象徴だから

日本よりも天気が悪く乾燥気味のフランスでは、なかなか日焼けをしない。通常の生活で日焼けをすることが庶民では難しいため、逆にバカンスに行き日光浴をし日焼けをしている人は、それだけ余裕のあるお金持ち、という考え方らしい。

そんな・・・日本人みんな金持ちじゃん!とただただ唖然としてしまうが、結構古風な考え方なので今ではその価値観も薄まってきてはいるらしい。

白人の美意識はやっぱり容姿にとらわれない内的なものを求めていくあたり、素晴らしいなと思うけれども、多分彼女は苦労したんだろうなと思う。本当に透き通った肌。確かに不健康に見えなくもないけど、別にそれでいじめる必要があるかと言われたらそうじゃない。

国が違うだけでこんなに違うんだと思った。


お化粧の話

そのほか、日本人大好き「二重」「カラコン」「コスメ」の話もした。Sちゃんの目の色は青緑色のような綺麗な瞳なので、カラコン必要ないねとか、ヨーロッパの人は彫りが深くて羨ましいとか、骨格が美しいとかもりもりに語ってきた。

あとはコスメ。

Sちゃん「日本人はあまり紫色とか派手な色をつけないけど、なんで?」

私「つけたいけど似合わないし、逆に気持ち悪がられる」

って言っときました。つけてる人ももちろんいるけど、パリコレみたいな美しさと、日本人のモテ系メイクは話が違う。

でも確かに、自分の好きなメイクで街を歩くのは楽しいと思うし、一回挑戦してみるのもありなのでは?という気持ちにもなった。これから秋だし、濃いメイクでも誰も驚かないし。

きっとSちゃんとか他の外国人は好きな色を身につけて好きなように毎日やその瞬間を楽しんでいるんだろうなと思った。

ノートルダム大聖堂大炎上の写真

カフェで駄弁ってる最中に、フランスの写真を色々見せてもらった。綺麗な街並みとか、エッフェル塔の写真、凱旋門からの眺めとかすっっっごい綺麗で旅行に行きたくなった。

加えて、日本でもかなり話題になったノートルダム大聖堂大炎上後の写真も見せてもらった。黒炭になっている写真だったけれど、残った一部はすごく美しかった。燃えても美しいのはやっぱり文化財と歴史があるからなのかなと思ったり。

色々な写真を見せてもらって、いろいろなフランスの話をきいて、本当にこの人フランスに住んでるんだなと思った。

初めての交流を通じて学んだこと

★日本オタクのフランス人に尊敬

簡潔に言ってしまえばSちゃんは私より日本に詳しい。私よりも日本旅行してるし、フットワーク軽いし、すごい知識欲がある。

外国人向けのパンフレットに何が書いてあるのか知らないけど、歌舞伎町の治安が悪いとか、日本の国公立大学の留学先をこと細かく覚えてたりとか、一回言えばパーンと覚えてしまうし、どんだけ日本好きなのと思うくらい興味津々。逆に興味のないことはスコーンと忘れるしイケメン大好きで理想高いけど・・・。

私よりも全然年下で、最近成人したばかりなのによく日本で一人で生活してるなぁと感心してしまった・・・。同世代の子の間で流行ってることや、言葉遣いも日本人まんまだし。

あと薔薇っていう感じがかけるらしい。私書けないよ。好きなアイドルの影響もあるんだろうけど、すごい綺麗に薔薇って漢字書いてた。

私はポンコツ日本人すぎて、とりあえず薔薇を練習した。


★「こうじゃなきゃダメ」から「こうでもいいんだ」に

こう、異文化同士で話をすることで、「こうでもいいのかな?」って思えることが多かった気がする。思考の矯正が始まった感覚・・・。

まさにコスメの話もそうで、「好きな色を身につければいい」という考え方も、すごく大切だと思ったし、自分を主体に考えている感じがして居心地がよかった。

異文化の人と話をしていると、同じであることや共通点がほぼほぼ無いから、こうじゃなきゃダメ!なんてひとくくりにできない。想像の先を行っているから、思い込みも自分の主観も効かないし、だからこそ視野がバッと広くなるような気がした。

違いを受け入れないと始まらないコミュニケーションだから、その点はすごく勉強になった。


★めちゃくちゃ楽しい

とにかく楽しい。違う文化の人楽しい。色々なことを教えてくれるし、教えてあげられるしWinWinで楽しい。世界ってこんなに面白かったんだって思い始めた。

★早急に英語の勉強する

渡欧絶対する。心に誓った。

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