HELLOWEEN...Tonight!

「好きなバンドは何ですか?」と聞かれると、多すぎて答えに詰まるが、
「思い入れのあるバンドはなんですか?」と聞かれたら間違いなく
「HELLOWEENです」と答えると思う。

1999年、中学2年の時。
兄から渡された1枚のCD。HELLOWEENの「The Time Of The Oath」。
メロディアスで、速い。
当時X JAPANばかり聴いていた自分にとっては実に受け入れやすい音だったのと、
単純にカッコよかった。
”We Burn" "Steel Tormentor" "Power" "Before The War" ”Kings Will Be Kings”にドはまりした。
それが自分の洋楽メタルの世界との出会い。
それから、わずかな小遣いでTSUTAYAでCDを借り、
古本屋で昔のBURRN!を買って知識を増やし、
いろんなバンドを聴くようになった。
好きなバンドが増えていき、素晴らしい作品にたくさん出会えた。
結果的に20年経った今でもメタルが大好きなまま。

だから、最初の入り口となったHELLOWEENはとっても思い入れのあるバンド。
初めて買った洋楽メタルのCDもHELLOWEEN。
初めての行ったライブもHELLOWEEN。

そんなHELLOWEENの新作が6月に発売される。
ただの新作ではなく、Michael KiskeとKai Hansenが復帰しての新作が。
Andi Deris期から入った自分にとってはそれほど
「待ってました!」感はそれほどないのだけれど、
単純に名盤「Keeper Of The Seven Keys」を作ったメンバーでの新作は
それはそれで心が躍る。
先行シングルの"Skyfall"も実に素晴らしく、アルバムの期待をあおる内容。

そんなわけでなんとなくテンションがあがって、
ここのところHELLOWEENを1stから順番に聴いているのだけど、
よくもまあここまで質の高い曲を創り続けられるものだな、と感心する。
「Keeper Of~」は文句のつけようのない名盤だし、
Andi期だってコンスタントに良い作品が並ぶ。
問題作とされている「Chameleon」だって「あのHELLOWEEN」を期待するとがっかりするが、曲としては質の高いものが多いと思う。
”First Time” ”When The Sinner” ”Windmill”なんかは名曲じゃないかな。
そう考えると、駄作がない。
どのアルバムにもハッとするメロディや展開を持つ曲が存在するのが素晴らしい。


そんなこんなで6月の新作の発売が待ちきれない、楽しみ。
中学生の時の僕を吹き飛ばしたように、
多くのキッズに衝撃を与えるようなアルバムであってほしい。


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