2020/10/4-5

イベントクリアすると100万円もらえる番組の挑戦者の立場。
小中学校で同級生だったかなえ、あみ、他2名と私の計5名で参加。

前のステージをクリアして、警戒しながら小さな離れのような小屋に入る。
サザエさんちのような玄関を上がると小さな部屋があり、トイレにつながるであろう小さな襖が向かって左側についている。

そろそろトイレに行きたいので、その旨断って襖を開ける。右手に障子の大きな窓があり、家を囲んでいるであろう笹がきの影が見える。その下には洗面台。奥にはさらに襖があり、手洗い場とトイレが襖で仕切られているらしい。トイレにも右手に障子のついた大きな窓があり、背を向けるように様式便器が設置されていた。それぞれ正方形で1畳ほどあった。

こんなに気合の入ったトイレは不要なはずなので、きっとこれはここで驚かされたりしそうだな。用を足してからにしてほしいな、と思いつつ用を足し始めると、途中で明かりが落ち、外(多分スタジオ内)は稲光。恐怖を誘うような音楽がうっすらと流れる。驚いてはいけない、リアクションしてはいけないと身構えつつ座ったままゆっくりとパンツを上げる。股間が隠れたあたりで、座っている便器背面の窓に人の頭のシルエット。警戒のため、手を止める。まさかここからは入ってこないよなと考えていると、シルエットが移動して手洗い場近くの部屋の方から音がする。外からの入り口はそんなところにもあったのか、気づかなかったと思っていると、手洗い場の襖がうっすらと開き、丸いサングラスをかけた色黒の男がニンマリ覗いている。うわ、きた。手洗い場に人がいないことを確認すると、ゆっくりと入ってきて、トイレの襖をうっすらと開き、同じように覗き込む。「セクハラじゃないですか!?」なるべく大きな声ではっきり言うと、ネタバラシのように照明が戻り、男は襖を開けてサングラスを取る。木村拓哉だった。「よくびっくりしないね?」ケラケラと笑って、トイレ、手洗い場と出ていくと、部屋からは同級生たちの歓声が聞こえた。

私が用を足している姿が放映されるのか、勘弁してほしいなと思いながらパンツを上げて部屋を出た。

スタジオの一角で打ち上げを行うようで、知り合いがたくさんいる。金属のラックに果物やお菓子が並べられていて、好きにとって食べていいらしい。同級生たちがラックからお菓子を選んでいるところへ参加する。
「かなえが必要って言うから、頑張ったよ!」
「ありがとー!」
「えらいじゃん!」
頭をわしわし撫で回される。ちょっと嬉しい。

で目が覚めたが、流石に疲れた。
お金もらっても、ドッキリみたいなのは参加したくないな。

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