2019/02/11-12

ほぼ真っ暗で、 6畳ほどしかない細長く狭いオフィス。
(おそらく最初に入った現場の部屋のイメージ。実際に縦長 6畳ほどで窓はなく、電気を消すと真っ暗だった。今はもうない。)
部屋の真ん中には8人がけのテーブルが2台置かれ、その机をぐるっと囲むように8人以上の人が椅子に座っている。
一心不乱にディスプレイに向かい、なにかの入力している者、顧客への書類送付を準備している者などがいる。全員いい年したおじさん。
窓には壁と同色の厚いカーテンがかかっている。
夢だからか、ディスプレイとにらめっこしていない人の顔や、机上の書類の内容もはっきりと見える。
人の顔はオレンジ色の線で見えた。

私は弊社から派遣されて、派遣先の社員代理として働いている。
派遣先の社内書類を作成し、GMの Sさん(派遣先のGMで、以前お世話になった方)へ承認をいただくため、書類の説明をした。
GMが書類の内容を確認し始めたため、暇になった私。
GMの背後に置かれている大きいベッドへ寝転がり、布団に埋まる。

ふと気付くと寝ていた。
オフィスにはだれもいない。
GMが起こしても起きなかったらしい。

なぜかここでGMが出てくる。別日?
「困るよ、業務中に寝られちゃうと。」
「申し訳ありません…。」

過労からか、ついに睡眠障害となって睡眠時間を制御できなくなったのだと考えた。
朝も起きれなくなっているらしい。
(実際は、過労かつ短時間睡眠なので起きづらいくらい。)

急に場面が変わり、明るい遠くの病院で診察を受け終わった私。
体力がなく、歩くのがつらい。
しかし家までは3kmほど歩かねばならない。
靴を買わないといけないと思い、自宅までの道をとぼとぼ歩きつつ、靴屋を探すが、どこもシャッターがしまっている店ばかり。

不意にシャッターが半分ほど開いている店に入ると、少し奥で子どもたちが集まって遊んでいた。
たぶんベーゴマとか。
途端に嬉しくなって見ていると、短髪の少年が声をかけてくる。
「おねえさん、くつをさがしてるんでしょ?
これはいていきなよ。」
ものすごい厚底(こぶし横幅くらい)で、ものすごい高さ(さらにこぶし幅くらい)でヒールの先が鋭利。
アクリル製の透明な水色のハイヒールがそこにあった。
実際には絶対に履けないが、それを履けば歩ける自信があった。
「ありがとう。」

家に到着するが、最初のオフィスの隣室に自宅の部屋がある。(なぜ)
鉢合わせしないように部屋に入り、ドアを閉める。

オフィスと同じような暗さ。
入ってすぐの壁際にクイーンサイズのベッド、扉の対角線上にビジネスホテルにあるような木目調のデスクが置いてある。
ベッドではパートナーが寝ていたらしく、眠たそうに瞼をこすりながら起きる。
「おかえり…」
途端にほっとしてほろほろと涙が流れる。絶望感。
「仕事中に寝ちゃった…もう自分で寝るのも起きるのもできないって…どうしよう…」
「だいじょうぶだいじょうぶ」
立ち上がり、抱き寄せて背中をなでる。
扉の外ではGMたちが雑談しながら通り過ぎていく声が聞こえた。


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