2020/3/9-10

同居人と乗ってきた車を駐車すると、隣が空いている。
周囲がざわつく。
「いつも駐車のときに他の車にぶつける○○(Vシネ俳優だかプロレスラーだかの色黒ムキムキ強面の男性の苗字。忘れた。)が来る」
その通り、白のリムジンがやってきて空いていた隣にバック駐車する途中で、何台かぶつけてくる。
「なんか文句あんのか?」
凄んで降車し、どこかへ去っていく色黒ムキムキ強面。うちの車は軽症だが、許せない。交番へ向かった。

(暗転)

「久しぶりー!」
合宿所に入る。脱衣所のような場所で、高校時代の友人4人と合流し、入浴のため脱衣し始めると、玄関からヤクザの下っ端もしくはチンピラが侵入してくる。脱衣所にやってきた侵入者に固まる一同。
別室へ連れて行かれ、ドアの前に1人。その隣でスツールに腰掛ける1人。スツールの男はズボンとパンツを脱いで「履かせてもらおうか(やらせろ)」とニヤニヤ。ドア前の男もニヤニヤ。一か八かドア前の男の腹部にタックルをかまして廊下、玄関を飛び出す。
雨上がりの夜、住宅街の歩道を全力で走る。後ろから2人が追いかけてくる気配がする。恐怖で喉が締まるが、ここで大声を出さないと捕まる。殺される。
「助けてー! 助けてくださーい!」
人目につきたくないのか2人組はどこかへ。わたしを追いかけて来たことで監視がなくなり、同じように飛び出してきた友人と合流することができた。
「どうしよう、荷物、個人情報が…」
意を決して荷物を取りに行く。室内には幸い先程の男たちはいなかった。安堵する一同。脱衣所で荷物の中身を確認する。
「洗面所に忘れ物ないか見てくる」
わたしだけ洗面所へ。探し物をしていると脱衣所から悲鳴が上がった。先程の男たちが増員した上で戻ってきたらしい。
こわくなったわたしは、洗面台の下の開きに身を隠す。確認に来た新しい男が洗面台の下を開き、ニヤニヤと見回す。
「どこだぁ? 見つけてあげようねぇ」
洗面所の明かりでぼんやり浮かび上がる男の顔。目が合った瞬間、

目が覚めた。

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