【05 May 2019】 引っ越しとぎっくり腰

ようやく定住地となるフラットへ引っ越し。

本日めでたく入居したのだが、タクシーを降りる際にぎっくり腰になるというおまけつき。この週末は3連休だから、植物や雑貨を買って部屋をととのえるつもりだったのに、明日まで安静を強いられている。歩くのも座るのも、おばあちゃんみたいにスローなムーブメント。

4月中旬から部屋探しをはじめ、ここが決まったのは25日頃だったかな。10日ほどの期間だったけど、実感としてはだいぶ長かった。日本とは勝手が違うせいだと思う。

ロンドンでの一人暮らしはなかなか敷居が高く(家賃がべらぼうに高い。スタジオと呼ばれる、日本でいうワンルームでも20万円くらいする)シェアフラットでの部屋探し。他人とのシェアは何度か経験ありなので抵抗はないし、むしろ英語を使う機会も増えていいと思っていた。日本人向けの掲示板サイトもあるけど、今回はこちらで主流の「SPAREROOM」というサイトを使った。ここに載っているのはほとんどが個人的なフラットメイト募集。入居の際も身分証明書の提出とデポジットがあるくらいで、仕組みとしては日本よりだいぶカジュアルだ。

私の条件は、イースト地区(London Fields周辺)/フラットメイトが少ない(キッチンやバスルームが混むから)/水回りがきちんとしている(日本人だな)、くらいだった。これで予算に合うところを検索すると、希望のエリアでまあまあ出てくる。早速お気に入りをピックアップし、ビューイング(下見)希望のメッセージを送った。が、これがなかなか返事が来ないもので、連絡があったのは全体の1/4ほどじゃないだろうか。エージェントですら反応がないところも。周りに聞くと、募集したままほったらかしの広告もあるようだし、あとは私の英語が至らないのも多少は影響あるんだろうな。まずビューイングに行くまでが一関門だし、行ってみたらみたで、写真や情報と違うことが盛りだくさん。写真の方がだいぶきれいだったり、最低契約期間は4ヶ月と書いてあったのに実際は6ヶ月だったり、フラットメイトは全3名のはずが既に5人住んでたところもあった。前情報と何かしらが違う。こういうところ、日本と比べると本当に適当(笑)。

結局、見たのは全部で5件。実際に部屋を訪れてみると、場所はいいけど絨毯に年季が入りすぎているとか、シャワーの水圧が弱いとか、ビューイングの際のフラットメイトの雰囲気なんかも気になってくる。いい感じのところもあったけど、どうも決め手に欠けていた。細かい条件というよりはフィーリングだろうか。入った時に「おっ!」と感じる何かが欲しい。

追加で送ったビューイング依頼にもなかなか返信がもらえず、私の理想の場所は見つかるのだろうか・・と弱気になってきた。毎日毎日アプリを眺めてちょっと疲れていたのもあり、ある瞬間、もう家賃にこだわるのやめよう!と開き直って再検索。よくよく考えたら、私がいちばん大事なのは住空間なのだから、ここに少しのお金を惜しんではいけないと思い直した。これまでもそうして部屋を決めてきたではないか。

そして出てきた今のフラットは、予算こそ少しオーバーしたものの広くて静かでくつろげる空間。しかも2人でのシェアで、好みのインテリア、場所も希望の範囲。さらにオーナーのBenedictとも波長が合って、ビューイングの際に1時間も会話をしたのは彼だけだった。私が読んだフラットメイト情報では、性別「女性」だったし(まがいなく男性)、最低契約期間は「なし」のはずだし(実際は6ヶ月)、デポジットの額も違っていたし(£50高い)、情報の不正確さはナンバーワンだったけど、私が得意とする文化系マイペース男子。職業的にはインテリのはずなんだけど、学者肌というか、たぶん好きなこと以外はどうでもいいタイプなんだろうな。いろいろすぐ忘れちゃうし身分証明書も求めずにシェアさせてくれるような人なので、うまくやれそう。

#london #lifestyle #海外生活 #ロンドン #日記


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