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心のひだが剥がれる〜アラカン 元園長 まきせんせいのお悩み相談〜

糖尿病と診断を下されて
ダイエットモニターのオーディションを通過する事ができず、

これしきのことでダメージを受けるなんてあってはならない!と強気でいましたが、

色んな気持ちが湧いてきて
心がとても敏感になっています。

こんな時に限って、こんな時だからこそ、
さらに心を揺さぶられることが起こりました。

心のひだが剥がれてむき出し状態ですので、
そこからジワジワ〜っと、
新しい心の動きが生まれました。

今日の明け方4時頃に、
隣で寝ていた85歳の母が急に目を覚まして、
胸が苦しい、息ができない、と、
魚のように口をパクパクさせました。

私はびっくりして
「暑いの?寒いの?水を飲む?」
などと慌ててしまいました。

「どうしたんだろう?胸が苦しくて呼吸ができない。もうお迎えが近いのよ。
パパ(すでに他界)のところへ行くから怖くない。ああ、お母さんの人生は楽しかった!思い残すことはない。このまま逝くからね。ありがとう。真紀の幸せな花嫁姿が見られなかったことが心残りだけど。お葬式は小さなお葬式にしてね。◯◯(私の妹)も遠いところから来るのが大変だからお葬式が済んだ後にお母さんが死んだこと伝えてくれればいいからね。」

息ができない人がこれほどのセリフを一気にはける訳はないので呼吸はできていることは分かりましたが、

母の様子を見ながら私は
寂しさと恐怖が混ざったような気持ちがわいてきてただ黙って母を見ていました。

父が呼びにきたのか?もうお別れなのかな?

いつもなら言葉を尽くして
「そんなことはないよ。まだ生きられるからそんな弱気なことは言わないで。」
と母を説得したと思いますが、

昼間の一連の出来事で心が敏感になっていたせいか、いつもとは違った思考が出てきて、

このままお別れするのならどんな言葉をかけようか?
と考えるようになりました。

「このまま眠ってあの世へ行ってしまうのだね。わかった。ありがとう。ママはとても素敵なママだったよ。ありがとう。」

と、静かに込み上げる涙を止めることなく
母に伝えました。

本当にお別れするつもりで言ったセリフです。


傷ついたり、驚いたり、感動したり、
毎日心は忙しく動き回っています。

心の動きが大きければ大きいほど、
そして勇気を持ってその変化に立ち向かって行けば行くほど、

心は本来の柔軟さを回復して、
あらゆる刺激をしっかり受け取れるようになるのだろうと思います。

大切な人をしっかり見つめて、その人の気持ちも大切に取り扱うことができるようになるんだな。

そう考えられるようになりました。


ご心配なく。
母は朝になってしっかり食事を摂って
元気にデイサービスに行きました🤣



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