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日本児童文学者協会「学習交流会」で朗読を

5月26日は、日本児童文学者協会2023年度学習交流会「那須正幹のことば」に参加させていただきました。
飯田橋レインボービルにて。

=学習交流会のフライヤーより=
日本児童文学者協会の元会長である那須正幹さん(1942~2021)は、「ズッコケ三人組」シリーズなど、児童文学作家として数多くの作品を発表し、多くの読者に愛されました。また、那須さんは広島県出身で、自身が三歳の時に被爆したことから、平和を愛し、ひとりの人間として平和の大切さを訴えるメッセージを発信し続けました。
  2021年7月に那須さんは亡くなられましたが、那須さんの著作権は、児童文学の、引いては子どもたちのために役立ててほしいとの思いから、その遺言に基づき、日本児童文学者協会にすべて遺贈されました。那須さんが遺したことばに、改めて耳を傾け、そこからなにを学ぶのか、今一度考える機会にできたらと思います。




司会進行は加藤純子さん。真紅のバラのようなお召しものがすてき!
第一部は「朗読」
2022年11月に刊行された『遊びは勉強、友だちは先生―「ズッコケ三人組」の作家・那須正幹大研究』(津久井惠氏、藤田のぼる氏、宮川健郎氏、ポプラ社編集部・編)第1章、那須先生のエッセイなどをもとに那須先生の歩みを12に分けて再構成した「那須正幹のことば」を、12名で朗読。

私は12名のうちの一人として、那須先生が、ご自身の御作『屋根裏の遠い旅』『ぼくらは海へ』について語られた記事を担当。那須先生のおことばを、ひとつひとつかみしめながら、朗読させていただきました。とても緊張いたしましたが、たいへん光栄なこと! 無事に読み終えることができ、ほっといたしました。

第二部は「那須さんと『ズッコケ三人組』をめぐるミニ鼎談」
薫くみこ氏、野村一秋氏、はらまさかず氏のお三方が、「ズッコケ三人組」シリーズの作品や、那須先生の人となりについて語られ、数々のエピソードから、那須先生のお人柄が浮かび上がってきて、創作への向き合い方とともに、その優しき、あたたかさが心にのこりました。

そのあと文学賞贈呈式、祝賀会にも参加させていただき、ひさしぶりに「おおーぜい」の方とリアルにお会いし、お話しができた、うれしい一日でした。