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36歳破壊からのスタート

それまでの私は
ヘアメイクの仕事が楽しすぎて 
子供が欲しいと思わなかったし
超売れっ子のアーティスト達を担当していたから
半年先まで、スケジュールはいっぱいで
そのタイミングもない様に思えて
真剣に考えた事はなかった

だけど、ある時、父にこう言われた

「真紀、あなたは何か後世にまで伝えたい
 と思う事、何もないのか?」

子供については、36歳になるまで
一度も、催促された事もなかったし
自分を大切にする、という事以外
特に説教された事もなかった。

だけど、その一言から
深く伝えようとしている何か
強烈な気配のような、そんなエネルギーを
感じたのだ。

父は、私が仏陀についての
本を読みたいから、何かおすすめのものがあれば
送って欲しい、とお願いしても
「誰かの書いた仏陀ではなく
 あなたが書いた仏陀でなければ
 意味がない。」
と言って、送ってくれたりしなかった。

Parisでスリにあった時には、
「人は生まれながらに善である、と唱えた孟子がいる。かたや、人は生まれながらに悪である。と
唱えた荀子がいる。
どちらが正しいではなく、あなたはどう感じるのか、どうそれを捉えるのか、それが大事だ。」
という手紙がきたりした。

スリにあったくらいで
なんと大袈裟な、、、と思ったけど
常に起こる何かから、教えがあり
哲学的に、宇宙的に物事を捉えていて
それは後々の、私に大きな影響を与えた。

少し話はそれたけど、
要するに、父のその一言で
チャレンジしてみようかな、と
思ったのだ。

できるか、できないか
わからないけど、チャレンジもしないで
作らないという決断は、何か大きなものに
反してる様にも思えたし、
チャレンジして、出来なかたら
それは、それで
そういう道を行くという事だし、、、
と、楽観的に考えていた。

とにかく、チャレンジしてみようと
決めた、それが36歳。

その後、 チャレンジなんて
大変な事の様に考えてたのも束の間、
すぐに、できたのだ。
                      

そして、1ケ月後には
強烈な悪阻の日々が始まった。








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