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神聖な仏像が盗まれる。日本は貧しくなっている。

今月に入り、日経平均株価が史上はじめて4万円を超えました。多くの上場企業で給料の賃上げが進むなど好景気に沸いています。

そんなニュースを見るたびに、他人事に思えるというか、白けるというか、なんだかなぁと思います。丸の内や大手町の高層ビルで働いているような人とそれ以外の人の格差がどんどん広がっていると感じるからです(もちろん私はそれ以外の人)

昨年、信じられない事例に出会いました。和歌山県ではお寺の仏像が盗まれることが多発しています。なんと2010年には1年間で60ヶ所以上で160体以上が盗まれたそうです。

盗んだ仏像は日本ではどこにも売れないと思いますが、何らか方法で犯人は海外に売っているのかもしれません。

現在、和歌山県の一部のお寺では仏像の盗難防止のため、本物は県立博物館に預けて保管してもらい、代わりに3Dプリンターで作られた「お身代わり地蔵」を参拝客のために置いています。

複製に手を合わせて拝むのはちょっと違和感がありますが、地元の人は「盗まれるより良い」と好意的です。

この「お身代わり地蔵」を製作して奉納しているのが地元の高校生ということで、地域創生のニュースとして全国的に話題になりました。よかったら、動画をご覧ください。いろいろな意味で考えさせられます。

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