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「ポータブルごま油」の提案

私、マキタスポーツは普段は俳優・芸人・ミュージシャンなどの活動をしていますが、ここでは新しい価値観を提案していきたいと思います。

今回は「ごま油」についてです。皆さんがよく見かけるごま油と言えば『かどや』でしょうか。

私はごま油が大好きです。好きになったきっかけは、自炊を始めた頃でした。
人に振る舞った鍋に、ごま油を一垂らししたことで、めちゃくちゃ喜んでもらえたという体験からです。
そこからごま油を使いながら食事を楽しんできました。
炒め物や揚げ物はもちろん、ドレッシング、付けダレ、スイーツとあらゆるものに使われているごま油を、もっと手軽に、もっと積極的に使えないものだろうか?

そうして思い付いたのが「ポータブルごま油」です。

まずは、ごま油の特徴と使い方を確認したいと思います。
特徴は何と言ってもあの香りです。あの香ばしい匂いが鼻孔を通り抜けていくと、仕事をしていても意識はごま油に持っていかれてしまいます。もし、戦地でごま油の香りがしてきたら兵士は武器を置き、手を止めるのではないでしょうか。そのくらいあの香りの前では人間は無防備です。

我が家では餃子を焼く時に、ごま油の登板が欠かせません。ごま油は他の油に比べて「揮発性が高い」ので、カラっと仕上がるのです。でも焼き初めから入れてしまうとごま油の風味が飛んでしまいます。なので、鉄板から水分が蒸発した後で、餃子を引き上げる前にサーッと垂らし、そこから軽く焼いて、風味を残すようにしています。

ごま油は料理完成前のちょい足しで大活躍するのです。

一方、味はというと主役を引き立たせる繊細な役割をしています。そのため、私はあらゆる物に垂らしたくなりますし、実際に垂らしています。
例えば、有機野菜に付けて食べれば「このままビーガンになっても良いかも⁉」と思うくらいに野菜の美味しさを教えてくれますし、ご飯に垂らせば、お米本来の甘みを際立たせてくれます。素麺に垂らすと麺離れも良くなり、食欲を増進させます。納豆には付属のだし醤油の代わりにごま油を垂らすのもおすすめです。

もっと素材の味を感じたい、変化をつけたい、という時にちょうど良い調味料なのです。

先に「ごま油の登板」という言葉を用いましたが、ごま油は、先発完投型の投手タイプではなく、中継ぎ投手としてこそ力を発揮する、試合を繋げていくタイプだと思って下さい。
さらに効能として「お通じが良くなる」という副産物もあることも忘れてはいけません。おかげさまで今日も快便です。

すでにいろいろな使い方をしていますが、もっとごま油は自由に羽ばたけるポテンシャルを持っていると思うのです。そこでこんな使い方はいかがでしょうか?

≪ハーゲンダッツにごま油≫
私も初めてやってみるのですが、ハーゲンダッツの豊潤なバニラにごま油の香ばしさ。合わないわけがない、と思ったのです。実際にやってみました。

まずは匂いです。間違いない!既に美味しい匂いです。食べずにはいられないので実食です。


おお!!
かけ過ぎました。ごま油の量が多かったのです。肝心な味はというと、ごま油で揚げた天ぷらのアイスです。今回使用した「純正 ごま油」では味が濃過ぎる感じは否めませんが、少し薄めのものを垂らせば、バニラとごま油のバランスがちょうど良くなると思います。
「ごま団子味のアイス」ということでしたらの商品化もありだと思います。雪見だいふくに垂らすのも良いかも知れないです。

こちらではどうでしょうか。ハーゲンダッツの「クッキー&クリーム」味。


はっきり言います。これは合わないです。クッキー&クリームで味が完成されているので、ごま油が仕事をする隙間がないんだと思います。クッキーの油っこさとごま油の油っこさが重なり、どちらの良さも出ていない。やはり、バニラと比較すると明らかですが、ごま油が相手の良さを引き出すには味がシンプルなもののほうが良い、ということですね。

「香りが良い」「ちょい足しで活躍」「素朴な味との相性が良い」などのごま油の特徴を分かって頂けたと思います。こんなに手軽に、ミニマムにして最大の効果を発揮するごま油を台所だけに置いておくだけでは勿体なく感じませんか?

そこで提案!
携帯性を追求したごま油が欲しい、その名も「ポータブルごま油」です。
使い切り型でポータブル化が出来れば、もっと食を味わうことが出来ます。
お弁当に一垂らし!おやつに一垂らし!納豆メーカーとだし醤油の代わりにごま油というコラボレーション、プロ野球チップスのカードのように貼りついて、途中で味を変えるシャカシャカごま油なんかにも使えます。
ポータブル化で使い方が広がること間違いなし。是非「ポータブルごま油」の商品化をお願いします。

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