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#4 シリコンバレー研修記録(1)


こんにちは、3/1~3/5まで東大のアントレプレナーシップ系のプログラムでサンフランシスコ・シリコンバレー地域に滞在していましたので、その報告や学びを数回にわたって連載しようと思います。
この海外研修プログラムはDeepTech起業に関心がある学生のグループがロンドン・シリコンバレー・ニューヨーク/ボストンの3地域にそれぞれ10人ずつ派遣され現地のスタートアップや大学発ベンチャーを生み出すエコシステムの仕組みについて視察するというものでした。なので観光する時間はゼロでNBA観戦や僕が大好きなサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地オラクル・パークを訪問することはできませんでした。キレそう。(トプ画の中の写真はUberの車の中から撮った)


それでは、3/1に実際に行ったところについて簡単に説明していきたいと思います。
<WaterHarvesting訪問>
WaterHarvestingはMOF(Metal Organic Frameworks)を用いて水を生成するBerkeleyの研究室発のスタートアップです。バイオ系のVCが投資していて、スタートアップが多く集まっている建物の中にオフィスがありました。
急にアポをとったにも関わらずCTOの方が非常に丁寧に応対していただけました。
技術的にはMOF303はエネルギー面と水を浄化するという点で優位性があることがわかりました。スケールアップの方法としては生産サイクルを速めることと、水を回収するだけではなく乾燥剤として利用するという着眼点が印象に残りました。
また、今やるべきことは自分がやりたいことではなく、プロダクトの改善に集中するべき。マーケットが自分達の方針を教えてくれるというコメントを何度も繰り返していて非常に参考になりました。


MOF303の模型

<a16zの講演 @Stanford Univ.
a16zはAndreessen HorowitzというシリコンバレーのVCの名称で、今回はそこの方がStanford大学のアントレプレナーシップセンター?主催の講演会で講演をなさっています。
https://a16z.com
キャリアの中でnaturally interestedを大事にするべきということを何度もおっしゃっていて、そのためにさまざまなジョブや役割を体験することが重要であることや自分探しの旅ではなくさまざまな体験から自分を理解して自分のなりたい理想像を描き出すことが重要であるという発言をしていました。
また、リサーチの中でインプットが多めになっていた印象があるので、自分が何に取り組みたいかというかという自己分析的側面もヒアリングの中で聞いてみたいと思いました。
自分の中ではテーマ自体にすごく関心が強いというよりも他の方が関心を持って興味を持ったりと自分がアクションを起こしたところでつながりができるということにやりがいを感じていて、自分のやっていることに興味を持っていることの一つに水の問題があるという感じなのかなと思いました。

スタンフォードのアントレプレナーシップセンター的なところ

<その他>
何も考えないで触れると「アメリカすげー」で真似して下位互換で終わってしまいそうなので日本の良いところを取り入れながらどうすればいいのかなと考えるのが必要だと感じました。

次回は3/2に訪問した UCBerkeleyの研究室やStanfordの学生団体との交流についての記事を掲載しようと思います!読んでいただきありがとうございました!