節水技術とファッション

日本ロレアル株式会社が節水技術を要するスイスの新興企業「Gjosa社」を買収したというニュースがありました。
Gjosa社は水滴の落ちるスピードを最適にコントロールすることシャワー等の節水を実現し、ヘアサロンにおける水の使用量を最大69%まで減少させるそうです。水流の流れ方を最適化することでシャワーによって洗浄できる範囲や程度を同じに保ちながら水を使う量を少なくしようというコンセプトだと考えられます。
「水がそもそも使えない地域で導入するには、ヘアサロンという用途は若干贅沢品に感じられるのでは?」という疑問を抱きましたが、サイトを見てみるとバーレーンやUAE等「資金はあるけど水はない」地域の企業と連携しての販売促進に取り組んでおり納得しました。
お膝元のスイスやフランスなどに使われていくには、いかに節水によるeco-friendlyである商品であるかのPRと量産化が重要になってくるのかなという感想を持ちましたが、PRという意味では知名度のあるロレアル社と組むことによって価値の訴求が進んでいくのかなと思いました。


参考記事

https://www.fashionsnap.com/article/2024-01-11/loreal-gjosa/