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FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G - ベストカメラレンズについて語りたい Advent Calendar 2018

SEL70300G

この記事は 「ベストカメラレンズについて語りたい Advent Calendar 2018」14日目の記事です。

僕が普段使ってるカメラはSony α7RⅢで、サブ機(という名の前に使ってた)Sony α7sを持っているので、基本的にレンズはFEレンズを使ってます。

元々写真は趣味で撮っていたのでSonyが初めてのカメラというわけではないですが、フルサイズ機はSonyのカメラが初めてという感じ。(この辺の使ってきたカメラの話はまた機会があれば)

何はともあれ作例

最初にくどくど説明してもアレなのでとりあえず作例を。

購入のきっかけと主な用途

このレンズの発売時期は2016年4月28日なので発売から少し経ってますが、定価17万+税、価格ドットコムで13万円台と趣味がカメラに最適化されてない人に教えると基本的に驚かれるレベルのお値段です。まあSonyのフルサイズ用レンズって全体的にお値段高いんですけどね。

最初にSony α7sを購入したときに一緒に買ったレンズはFE 28mm F2 SEL28F20で、広角をメインに撮影する予定だったけど、会社のイベントなどで登壇者の写真を取る場合に結構望遠じゃないとバストショットとか難しいことがわかったので、それ目的で購入。

僕がこのレンズを使うシチュエーションは「イベント登壇者撮影」「ポートレート撮影」「風景撮影」が多くて、70-300mmという焦点距離だけで言えば中望遠をカバーしているので使い勝手がとてもいいです。結婚式の撮影なんかも焦点距離だけでいえば使い勝手いいです。

逆に「海とか空メインの風景」「集合写真」とかには向かないですね。かなり離れて撮影する必要があります。

FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200Gとの比較

SEL70200G

SonyのFEレンズに詳しくない人向けに説明すると、Sonyのフルサイズ用レンズには似たような焦点距離、F値、価格帯でFE 70-200mm F4 G OSS SEL70200Gというレンズがあります。

僕自身も純正の中望遠レンズを購入しようとしたときにどっちにしようかネットやYoutubeのレビューを漁っていろいろ悩みました。

スペックや見た目の差など細かい点はいろいろありますが、最終的な決め手になったのは

仮にどっちも持ってる状況のときに最終的にどっちをよく持ち出すか

という考え方をどこかで見て、ああ確かにそれだったら...という感じで最終的にSEL70300Gの方を選びました。

SEL70200GはF4固定のインナーズームで白レンズなので所有欲がそそられるものがありますが、個人的に焦点距離をもう少し欲しかったので候補から外しました。

カメラに詳しい人であれば「テレコンをつければもうちょっと焦点距離を稼げるやん?」と思うかもしれませんが、テレコン自体の値段が高いのとテレコンをつけると開放F値が大きくなってしまうというデメリットがあって、トータル的に見たらSEL70300Gのほうがいいよね。という判断になりました。

SEL70300Gのちょっとイマイチなところ

開放F値が焦点距離によってF4.5-5.6と変動して広角70mmでF4.5だとやっぱりちょっと暗いです。晴れた日の屋外撮影やスポットライトが当たってるステージなどの撮影は気にならないですが、夕暮れの屋外やちょっと照明を暗くしているカフェなど撮って出しだと辛いものがあります。

そういう場合は割り切ってRAW現像で明るく調整するか、ストロボを準備するなど別の方法でカバーする感じがよさそうです。

あとレンズ自体の大きさが結構太く大きいので目立ちます。重さもそこそこあるので取り回しに慣れてないとストラップなどつけたときにすごく邪魔に感じるかも。

特定の用途で活躍を期待できる1本

便利で汎用性のあるレンズとはちょっと言えないですが、70-300mmという焦点距離を1本でいけるのは撮影対象が決まっている場合にかなりの活躍を期待できます。実際、僕自身の写真の幅も結構広がりました。

最後にいままで撮影したものでいろいろ試したやり方を載せておきます。

月(天体撮影):300mmだと全然大きく映らないので、デジタルズーム1.5 - 2倍ぐらいにして撮影して、お好みでトリミングするといいかんじ。星の撮影はやってないけど画角的に多分向いてない。

結婚式:少し離れた席からでも新郎新婦の2ショットとか撮れるので座席の位置が悪くてもカバーできる可能性はある。式場カメラマンに集合写真を撮ってもらう場合にこのレンズだとかなり離れる必要があるので、タイミングをみて予め広角レンズに交換しておいたほうがいい。

ポートレート:70-85mmぐらいを使って撮影すると被写体になる人との距離が遠すぎない程度になるのでやりやすい。ポートレートを撮るにしてはF値が大きいのでストロボや自然光をうまく使って撮影するといいかんじに撮れる。

イベント登壇者:ズームがあるからといってあんまり後ろの席にいると前の座席の人の後頭部とかでうまく映せないので着席する場合は予め前の席に座っておくとよい。立って撮影できる場合は勇気を持って前の方に移動しておくといくつか画角のバリエーションを撮ることができる。肉眼だと明るいけどカメラ越しだと暗い場合が多いのでISO上げすぎて後でノイズで困らないように注意。

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