悪女(2017) チョン・ビョンギル

「スタイリッシュ・アクション」て、なんだかくさいな...と正直思っていた。観た後も、果たしてあれがスタイリッシュだったのかどうかと言われるとなかなか判断が難しい。どちらかというと泥臭く血生臭く、スマートとは言えないこれを果たして「スタイリッシュ」だと言えるのだろうか。

スタイリッシュかどうかはさておき、この映画のアクションシーン、カメラワーク、入れ子式になったストーリー展開にすごいなあ、「新 感染」といい韓国映画すごい、と感心し、そして韓国ドラマらしいメロドラマの要素は果たして必要なんだろうか...と思いつつも、実はこれがラストに向けて観客のボルテージを効果的に上げていくのだ。

冒頭の一人称カメラワークが「ハードコア」(2015・イリヤ・ナイシュラー)に似ているなと思ったので敢えて比較すると、「ハードコア」はポップコーンを食べながら楽しい!というノリで観ることができて、「悪女」の場合は肩に力が入りっぱなし、手に汗握りっぱなし。話自体はわりとベタなはずだが、時系列が複雑なので頭もわりとフル回転に…。こういう複雑さは人によって面倒くさい!と好みが分かれそうだが、個人的には観終わってから「そういえばあそこのシーンはそういうことか」と答えあわせしていくのが楽しい。

これでもかというほどとにかく主人公が不憫でならないが、その不憫さと復讐に燃えたぎる彼女がめっぽう美しい。そうだ、スタイリッシュなのはこの主人公だ。

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