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許されて、生かされて…今。

思い出話のようなエッセイ「保健室からの手紙〜養護教諭という生き方〜」を【本】という形にして数日が経ちました。

こんな日記みたいなものを世に発信して、誰か喜んで見てくれるなんてこと、あるんだろうか…。笑われたりしないだろうか…。
出版前「伝える使命さえあるのかも!」などと思っていた自分が急に恥ずかしくなり、隠れたいような気持ちで数日を過ごしました。
ところが…。
お一人、またお一人、と温かな感想を寄せてくださるようになりました。
あ、これまで私がやってきたことは、もしかして間違っていなかったのかも…。
少しずつ、少しずつ、そんな気持ちにさせていただきました。
特に、noteの世界で真っ先に反応してくださった、たろじいさんとタケノコさん。

教育現場や子育てとは多分全く関わりのないお二人だと思うのですが、心の奥深くに響いたとのメッセージ…。
ポロポロ涙が出てきました。
色んなこと…今まで生きてきた中で抱えてきたたくさんの重いものが、全て報われたような気持ちにさえなりました。
まずこのお二人に、感謝の気持ちでいっぱいです。
お目にかかることも叶わぬ人たちへ、どうしたらお礼を伝えることができるでしょう…。
これから先、自分が誠実に生きていくことでしか、恩返しはできないのでしょうか…。
たろじいさん、タケノコさん。本当にありがとうございました。
今まで頑張って働いてきて良かったな〜!と空を見上げ、しばらくして、私はふと思い直しました。
違う…。
良かったのは、頑張ったことじゃない。
そういうことじゃない。
今の自分があるのは、これまでどれだけの人から許されて許されてきたからだ…。
自覚しているだけでも数えきれないほどの出来事。
気づかずに通り過ぎたことや忘れてしまったこと。
気づかないフリをしてたことだって、ある。
たくさんのことを、たくさんの人たちに、許されて許されて生きてきたんだ…と。
私は急に立ち上がりました。
たろじいさんとタケノコさんに続いて、優しいコメントをくださるみなさんに心から感謝しつつ、私は自分に出来ることをチャンと、そっと探し続けようと思います。
きっと、それが恩返し。
偶然ですが今朝、テレビでYOSHIKIさんがこんなことを言っておられました。
「SNSは、愛の連鎖だ」と。
あんなにキラキラしたロックスターも、お母様を亡くした後、救われたのは会ったこともない人たちからのメッセージだったそうです。
SNSは、愛の連鎖…。素敵な表現ですよね。
生きていれば、いいことも、そうでないこともあります。そんな中で、誰もがどうか希望を見出せますように…祈り続けたいと思います。

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