Mak!nhaマッキーニャ

HP開設前のブログ

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最近の記事

クロミちゃん

私が昔付き合っていた彼は、少し不思議な人だった。 私は今、そんな彼を「人の姿を借りた猫」のようだと感じているし、 付き合っていた時は「小粒で辛い 奔放なクロミちゃん」のように見えていて、とても可愛く思っていた。 世間が付ける名前に興味はないし、 何より、私も誰かからラベリングされたらちょっと殺してやろうかと思う。 彼が不思議であることの何が問題なのかというと 度々直面する出来事の真意や要因が読めずに、言葉の鋭利さに傷つくことが避けられないということだ。 私の心がなくな

    • 嘘をつきたくない、(2021年3月)

      嘘をついて、それが相手に悪い様に伝わって、結局損をしてしまう。あのホワイトキューブの様な空間で、一般的な愛想やリアクションやユーモアは懐疑的な視線を向けられていた様な気がするし、真剣じゃない人は排除されかけていた。競争が激しかった。 真剣になるために、もしくは真剣さを証明するために、私の人格は変わったのだろうか?ドラマの中で揶揄される「ジョークが通じない宇宙人の様な芸術家」がもはや他人事に見えなくなってくる。私の予測通り私は社会性を犠牲にしているのだとしても、その割には大した

      • イライラするようになった

        ‪久しぶりに充実した休暇を過ごして、連休は4日目に突入しようとしている今日。 旅行中に、自分でもがっかりするほど、つまらない事に苛立ち続けたので、記録を残したいと思う。 あの苛立ちさえなければ、四六時中最高だったのに。 わたしは、ひどく愛想の悪い店員さんや、ホスピタリティ精神に溢れながらも 古ぼけたジェンダー感をふりかざす店員のおばあさん(高級な料理を彼氏に奢らせているのだという思い込みから、〝優しい彼だね〟などと言われてしまった)、いつまでも途絶えないレジの列、思って

        • 美術大学の学生さんへ

          在学中に悩んでいる学生さんが多いのではないかと思い、私なりにウェイ⤴︎でベターな過ごし方のようなものを提案したいと思います。※油画出身なので同学科の方向けかと思います! ざっと自己紹介しますと、私は新宿美術学院に通って武蔵野美術大学の油絵学科へ入学。教職免許取得後、18年に大学卒業し、今までアート系の児童施設と一般企業への勤務を経験しました。 在学中、ずっと不安で、不安になりすぎて勿体無かったと思うのが、不安定な将来への不安と、将来と言わず目の前のお金問題、それから環境へ

          食べるように物語をみる時

          最愛の人を失った時、会社をクビになった時、私はごく自然に物語に溶け込んだ。 どんなフレーズ、立場も心に響かず、それじゃない、ここにもないと必死に自分の気持ちを表すものを探す。俯瞰する余地も与えない不幸な時期というのは、それほどに何もかもがピンとこなくなる。 とめどなく物語を吸収しては、「コレが私で、アレはあの子だ」と思い込み、「アレは私だったのかもしれない、この場面ではコレは彼になってしまった・・・」あっけなく入れ替わる。優れた物語ほど、この立場の入れ替わりが頻繁に起こっ

          食べるように物語をみる時

          私の知り合いが「でも、普通の男だったら皆浮気するんだよな」と言いました。

          不倫報道が出るたび、多くの人が同時に浮気について考えると思います。 バッシングは過剰な制裁行動・正義中毒といった心理によるものですが、なぜここまで激化しやすいかといえば、当人のイメージとギャップが激しい不倫というのは「人々の危機意識を刺激してしまう」からではないでしょうか。 ある男性と、例の報道の話になって 「女の子に言うと皆からすごい剣幕で叱られるのだけど、普通の男は浮気するものだと思う」 と言われました。私は彼のことを知っているし、仲良しでもないので「彼らしい」と

          私の知り合いが「でも、普通の男だったら皆浮気するんだよな」と言いました。

          私のツイートはうんち

          著名人でない限り、ツイッターはコンプラの観点において特にハイリスクな場所だと思う。みんなの負の感情がこれでもかというほどダダ漏れで、そのダダ漏れは川の様に流れ去っていく。 会社の人、片思いの相手、家族には見せない方が賢明。多分、ヘビーユーザーのほとんどがその様な使い方をしていると思う。 そんなにリスキーなら心の中で留めておけばいいじゃないかと頭では分かっている。しかしツイッターには「あまりお互いに干渉せずとも、まるで人に話している様な臨場感」がある。打ち込んでから一瞬のう

          私のツイートはうんち

          宿題

          明日、提出する書類とその打ち合わせがある。 たまたま彼も同じ条件だった為、二人で篭って仕事をした。 日曜の昼下がり、14時から気付けば21時まで。 正確に言えばまだ彼はパソコンと睨めっこをしている。私も同じだからわかるが、自己評価シート・いわゆる振り返りが苦手なようだ。 抽象的な問いかけに対して、どう解釈すれば良いか、どう答えれば、伝えれば、書類を確認する相手にとって正解なのか? 話を聞く限り、「価値観のちがい」に本人は振り回されているようだ。批判精神旺盛な上司から

          白と黒

          彼からすると、私の大学時代は、聖職時代は、価値がない。 随分ひどい言いようだと思った。彼は自分の言葉の残酷さに気づく様子はなく、満足げに眠りに落ちていった。私たちの評価軸はそんな感じなのだから、無理もないのかな。 社会の器に沿って、価値を認めさせる。 それって全然悪いことではない。世の中は厳しいから、きっとそうやってやっと自分を好きになっていく。オンリーワンではなくナンバーワン。 全速力で駆け抜けた先にゾッとするような本音があって、一生尊重されないなら、私も迎合すれ

          モヤモヤ感(メモ) 2018年8月25日

          どうして私は現代アートに対してモヤモヤ感が抜けないのか? その答えは出てて、一言で言えば、だいたいは美しくないから。 美的感覚は人によって、時代によって違うから、あくまで私の主観で断定するつもりはないけど、 今までにないことをして人をあっと驚かせたいと言った気概が強く先行し、洗練された魅力(美しさ)を伴わない現代アートは苦手だ。 それに、よほど知識がないと驚くことすら出来ないかもしれない。 私は開かれた芸術を信じてて、 見た目と中身、全てが秀逸だから芸術作品なんじ

          モヤモヤ感(メモ) 2018年8月25日

          失恋はすこしだけ死と似ていると思います。

          失恋はすこしだけ死と似ていると思います。まるで部分的に時間が止まったような思い出を当たり前に大切にしている状態だとか、相手にだけは見せていたごく自然体な自分自身が唐突に消えて無くなることとか。 だから私にとって元恋人は全て死んでしまった人だとも言えます。(怖いかな?笑) 私は完璧に立ち直る時不思議な夢を見ました。元恋人といたような気がして、でもしばらくして一本のすんごく長い、終わりの見えない大きな道が目の前に広がって。それがどこまでもどこまでも続いて、空も広くて、他には何も

          失恋はすこしだけ死と似ていると思います。

          表現のこれから

          【表現のこれから】 私の体感的なルーツは幼少期を過ごしたブラジルにあります。 茶人や軍人さん等がご先祖にいるし、すぐに日本に帰国しているので、日本人的要素もきっとすごく強いのですが。。 一般企業に勤めてしばらくして、上司から 「悪い意味で染まってる。もっと尖ってたし、それが良さだから出して」と言われました。 確かに電話対応や、正しい敬語、ビジネスの場面で「こう言われたらこう謙遜する」「コレは失礼で、コッチなら無難」等の線引きをしっかり出来るようになって来て、環境に慣れて来た

          表現のこれから