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願いに向かって学びを行動で繋ぐ

最近、以前書いた記録を読み返していました。私は、2016年の2月頃に「(メンタルに関わる)特定層に向けたアプリを作りたい」といったことを書いています。

その頃、お世話になっていた方から「何かしたいことがあるのであれば、それに関わる時間を積み上げることが大事だ」といった話を聞き、まずは行動記録をつけて、積み上げたことを可視化できるようにしました。

当時の記録によると、2月の末には認知行動療法を軸としたアプリを作ることがひとつの目標になったようですが、3月には作り方がわからずに躓いています。

その夏、プログラミングスクールでWebアプリケーションの仕組みを少し学び、翌年はデザイン系の職業訓練に通いました。訓練校で出会った先生には、技術的なこと以上に精神面で大事なことを教わったと思います。

大きな成果がなくても、デザインしたことは残る。訓練校でコツコツと学んでいく中で、少しずつ目的地が近くなっているように感じました。

その後、簡単なWebアプリケーションを作るインターンを経て、自身の考えに近いこと(Next generation mental health care without pills.)を掲げていた会社に入社することになりました。忘れてしまったけれど、それとは別のメッセージに強く共感したことも覚えています。

訓練校では、必要としてのデザインを学びましたが、デザインを生業とした後には、デザイン本来の価値や意味に気付いていきました。

入社以降は、勉強会や通信制大学で不足している知識について学ぶようになりました。大学では主に、認知行動療法やUI/UXデザインを学びました。それ以前にも、実践としての認知行動療法やプランニングの中でUXを考えることはありました。しかし、知っていること以外のことも学び、広い視野でそれらを理解し直すべきだと考えました。ある種の基本がないことや偏りが大き過ぎることで、バランスが悪くなってしまう……。それを避けることもデザインだと思います。

会社では、開発陣やミートアップでお会いした方々と対話をしながら、メンタルヘルスケアアプリの企画やデザインをしていました。結果的にiCBT的なこと(認知療法をベースにしたシステム)が実装されました。いきなり出来た訳ではなく、幾度も形が変わりました。誰にとっても簡単で、わかりやすく、effectiveであるためには、対話と経験とある種の判断の積み重ねが必要でした。

(個人的には、まだできていないことは多くあるという考えがありますが、それはまた別の話。)

図にすると以下のような流れで勉強していました。行動期以前は、ぼんやりとイメージやアイデアの断片があった時期です。

これまで散々、学びの具体的な内容について書いてきた訳ですが、私は「学ぶこと自体が重要なのではなく、気持ちが大事だ」と思っています。気持ちがなければ、学ぶ必要を見出せないと思うからです。

このようにも言えるかもしれません。何かを知りたいと思わなければ、それを知らないままで生きていても苦しくないのではないか。

私はずっと、苦しかったと思うのです。課題を見つけ、具体的な方法やアイデアを思い付くことがあっても、それを思い付く度に、それを形にする力が自分にないという現実を、ありとあらゆる面で抱えなければならなかったからです。だから、様々なことを知る必要があると感じていました。(今も出来ないことは多くあり、この想いは強いです。)

話を戻します。学ぶこと自体が重要なのではなく、気持ちが大事だと思うのです。その気持ちを繋ぎ合わせて、何かを学んだり、作ったりすることが可能になると思います。そして、それを適切に行うために、願いに向かって学びを行動で繋ぐデザインが重要なのだろうとも感じるのです。

おわりに

人を頼れない人の力になるようなことを探したい

これは、2016年よりずっと以前に生まれた、私の願いのひとつです。これを書いた頃のことを、昨日のように懐かしく思います。この願いを私から引き出すに至った様々な経験と、その後の日々を一緒に歩いてくれた人たちとの思い出は、私にとってかけがえのないものになりました。

あらゆる経験は、編集されることによって価値を宿す。最近は、そんなことを信じています。


* Mediumでも発信しています


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mako | Designer , Planner

セルフケアアプリの設計を生業としています | 感情や行動に関わるデザイン | メンタルヘルスと人工知能のこれから

"ひとりめデザイナー" の日常

未経験から、スタートアップ一人目のデザイナーになりました。そんな日々の中での気付きや、メモのまとめ。
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