【エッセイ】好きな人の好きな人になる確率ってどのくらいだろう
ふと思った。
「好きな人の好きな人になる確率ってどのくらいだろう」
答えが見つからない。
だって、あまりにも未知の数字だから。
この世にはこんなにも男性がいて、この世にはこんなにも女性もいる。日本だけではなく、世界にはこんなにもたくさんの国がある。異性の人口は今どのくらいいるだろう。
生まれた場所も、住んでいる場所も、過ごした人生も全部人それぞれ。
とある雪の日、地面を見て思った。
人と人が同じ足跡を踏むだけでも奇跡なはずだ。ほとんどの人は同じ足跡を踏まない。
仮に同じ足跡を踏んだとしても、同じ時間にタイミングよく踏むことはさらに確率が低くなっていく。
そんな中で、同じ時代に生まれ、同じ場所で出会う可能性ってどのくらいの可能性なんだろう。
考えれば考えるほど、妻に出会えた奇跡について考えるようになった。
人と人が出会うことですらも奇跡なのに、出会っただけじゃなくて、その人を好きになる確率、そして、好きになった人が自分のことを好きになってくれる確率ってほんのわずかなはずだ。
そしてその奇跡は、段々と感謝の想いを生み出してくれた。
こんな自分に出会ってくれてありがとう。
そして好きになってくれてありがとう。
心の底からそう思うようになった。
出会ったからこそ大切にしよう。
好きになってくれたからこそもっと大切にしよう。
妻は私にとって奇跡の存在なんだ。
妻よ、今日も明日も明後日も。
ずっと愛してる。
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