バイト先のT君の話

バイト先の同僚にT君という少年がいる。

T君は、とにかく下ネタが大好きで、一緒に働く前からその噂は同じく同僚でもある彼氏のサトル君から聞いていた。

「Tのやつさ、店のWi-Fi利用してバイト終わった後アダルトの動画ダウンロードしまくってんだよ(笑) 今夜はこの女優で抜きます! って言いながら(笑)」

また別の日サトル君から聞かされた話。

「Tが部屋でオ◯ニーしようとアダルトみてた時、急にお父さんがドア開けてきたらしくってさ、慌ててiPad画面とじたつもりが音量だけ残っててかなり気まずかったらしい(笑)」

またさらに別の日。

「Tがサトルさん達は週に何回セッ◯スするんすか?て聞いてきたから毎日やってるって言ったら驚いてたわ」(この頃は毎日やっていた)

まーまー、サトル君からとびだすT君の話題は九割下ネタ。

実際12月上旬から私もその噂のT君と働きだしたわけだが・・・

容赦ないT君から下ネタ責めが始まった。
バイト中は、シラフのため一切下ネタを言わないし反応すらしない私。

しかし、本来noteの皆様が知っている私の姿は

・・こうだ。泥酔時は下ネタの嵐。いや、シラフの時も心を許した親友などには下ネタを言う。

しかし、同じバイト仲間のT君の前では

私下ネタ言いません

みたいなまともな人間を演じたかった。職場で、ま◯ことかち◯ことか言いたくねー。仕事になると自分で言うのもなんだが、結構真面目になる私。オンとオフはしっかり区別しておきたかった。

しかし、事件は起こった。

年末の忘年会。


泥酔して容赦ない下ネタを言いまくる私の姿を見て、T君はドン引きしていた。

本当に絵に描いたようにドン引きしていた。(最近ネームばかりですみません)

私の下ネタはかなり生々しい。それは自覚していた。なぜなら・・

(関西にいる親友の前で下ネタを言うと必ず怒られるの図)

本当に私の下ネタは生々しすぎるため気持ち悪いらしい。

一方、T君の下ネタは何というかまだ子供っぽさを感じるというかまだ可愛いらしいというか、なんていうか・・・・・ただ下ネタが言いたい年頃なんだろうなという印象だ。まだ若いし、新鮮さすら感じる。

それに比べて、私と同じように下ネタが大好きな同世代の女友達数人と集まるともっとえげつない下ネタが会話の中に飛び交う。私以上にひどい。

「オ◯ニーする時数種類持ってるバイブからその日の気分で選ぶんだけど、今夜はイボイボにしようっと。あれ、超ま◯この中でいい感じでこすれて気持ちいいの」

とかオ◯ニーのぶっちゃけ話をする超美女の友人ナツコ(仮名)

ナツコが言う下ネタは私でも赤くなるような過激なものが多い。

T君が私に言うまるで覚えたてのような表面だけのさらっとした下ネタ。(決してディスってるわけじゃないよT君!)

ナツコのような友人と集まった時のようなノリで、えげつない下ネタを忘年会で披露した私。その姿をボーゼンと眺めるT君の青ざめた顔を私は忘れない。

忘年会の翌朝、二日酔いで気持ち悪いということより昨夜酔いすぎてみんなの前でサトル君との性事情を暴露しまくった後悔が大きく私を襲いかかってきた。

ああ、やっちまった!

最悪や! 下ネタみんなひいてたよな(汗)


しかしサトル君は優しくこう言ってくれた。

「まー、飲んでた場だしそんなみんな気にしてないよ。大丈夫」

サトル君の温かい言葉にどれだけ救われたか。

でも反省してます。

今後は気をつけよう・・・。

余談:年が明けてからT君と一緒に何度か働いたがT君は私に二度と下ネタを言わなくなった。
なんかトラウマになったのかな?ごめんT君・・・。


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