おばあちゃんありがとう。

新幹線の中、最愛の祖母の大好きだったアサヒビールを飲みながら。

先週木曜日、祖母は旅立った。

わたしはその知らせを聞いた時、幼少期にかえったように声を出して泣き、荷物をすぐにまとめた。

祖母と最後の別れをするために。

祖母は本当にひょうきんで周りを笑わせるのが大好きな人だった。

アサヒビールが大好きで、わたしはビールを幸せそうに飲む祖母の姿が大好きだった。

よく祖母は、自分の入れ歯をわざととってわたし達を笑わせるのが好きだった。

祖母は眉を半端なく太く描いて、それを笑うと祖母も嬉しそうに笑った。

Gが出た夏、なんと祖母は素手でGをやっつけた。

生前、祖父がねずみを素手で捕まえたのを思い出した。

おばあちゃん、東京帰ってきてもっとさみしいです。

正月に富山帰った時に富山の環水公園に行った時にばあちゃんに会いに行くか迷いました。でも行かなかった。去年夏に会ったし、また今年の夏に会いに行けばいいと。ばあちゃんの調子もよくなったと聞いたから。

わたしは今、ものすごく後悔しています。

後悔先に立たずといいますが、痛いほど実感しています。

葬式で一生分泣いたと思ったけど東京に帰ってきて、涙が止まらない。
ばあちゃんが大好きだったアサヒビール飲みながら。

ばあちゃん、じいちゃんに会えたかな?

じいちゃんが亡くなってから、じいちゃんに会いたい会いたいとばかり言っていたばあちゃん。

わたし、今だから言います。

消すかもしれない消さないかもしれない。

ある夏じいちゃんの墓参りの時、みんなで撮影した。

ばあちゃん、従兄弟が写った写真。

森の中から亡くなったはずのじいちゃんの顔が。じいちゃんの目線の先にはじいちゃんのお墓参りをするばあちゃんがいた。

姉に写真見せたら

そうだね、これじいちゃんだね。

あの時の写真はもう見つからない。どこにいったのだろう。

でも、わたしはその時、霊はいるんだなて。普段信じてない、て言い張るのは小心者だから。

じいちゃんに会いたい。ばあちゃんに会いたい。

過去に描いたばあちゃんが登場する漫画です。

いま酔っ払ってて、つたない文章だけど、わたしは息苦しくて仕方ないです。
人にむしょうに会いたい気持ちは苦しい。

おばあちゃん、本当にありがとうございました。おばあちゃんの孫に生まれた事がほこりです。本当に言葉では表せないくらい素晴らしい祖母だった。

大雪だったけど、最後に会いに行けてよかった。吹雪さん、少し我慢してくれてありがとう。

ばあちゃん、ばあちゃん、また一緒にいつかアサヒビール飲みましょう。

追記
ふと昨夜寝る前に思い出した。おばあちゃんが亡くなった日、なぜかものすごくソワソワして嫌な予感がした。たまたま地震がくる夢をみたため、そのソワソワや嫌な予感を勝手に夢に結びつけてしまったけど、今思えばおばあちゃんの虫の知らせだったのかもしれない。いや、そうに違いない。

わたしが彼に送ったLINE。こんなLINEを送ったのは二年付き合って初めてである。

ばあちゃん、亡くなる前にわたしに会いに来てくれたんだねって後づけみたいだけど思う。

すごい可愛がってもらった。
ばあちゃんは老衰で亡くなったみたいだけどそれでもものすごくかなしい。今もかなしい。

正月にばあちゃんに会いに行かなかった事がただただ後悔です。伝えたい事沢山あったのに。だから最後にひとつだけここに書かせてください。

ばあちゃん大好きです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?