クラブチーム

中2の息子が通っているサッカーのクラブチーム(3種=中学生年代)で最近こんな話がコーチからあったらしい。

「来期のトップチームは今日この試合に呼ばれているメンバーだ」と、コーチから発表があった(ということを仲の良いパパトモから聞いた。後から息子にも確認したが、こんな重要なこと言わないでいたウチの中坊!)。

ちなみに、このクラブチームには息子の学年(現2年生)だけで30人いる。各学年同じくらいの人数だ。もちろんベンチ入りも含めた半数の15人ほどに入ったというだけでレギュラーが保証されたわけではないし、今後はAチーム内でのレギュラー争いが熾烈になるだろう。幸いなことにウチの息子と情報を教えてくれたパパトモの息子もこのメンバーに含まれていた。私が親として安堵したのはいうまでもない。

ただし私は別に自慢がしたくてこのエピソードを書いているのではない。

この記事を読んでくれている方は、このクラブの発表をどう思ったろうか?まだ伸びしろのある中2半ばのこの時期でこんな発表をするのは間違っていると思っただろうか?線を引かれた残りの半数のモチベーションを考えると可哀想だとか、チーム内の競争力が無くなるのではないか、というところだと思う。

確かにそれらの考えは間違っていないと思う。私たち親子にもこんな経験があるから。

息子は4種(=小学生年代)のとき、3年~5年いっぱいまでクラブチームに在籍していた。(現在の3種クラブチームの下部組織ではない)
そのクラブチームは、息子の学年を含む前後の学年は地域でも強豪と言っても良かった。やはり1学年に20人以上選手を抱えていた(4種は8人制)。息子は4年生の夏まではレギュラーだったが、それ以降は常にAチームのベンチ。大差で勝っていても、負けていても、決して交代されることのない文字通りベンチに座っているだけのベンチ要員になった。4種の公式戦はAチームに試合登録されると、たとえベンチ要員でもBチームに試合登録はできない(3種は違う)。形ばかりのAにいるがためにBの一員として試合に出場することもできなかった。
さらに言えばAのメンバーは上の学年のBチームの一員としても出場機会があるうえに、自分の学年の試合では主力として絶対的なレギュラーとして君臨していた。それ以外のメンバーはコーチ陣の不足という理由で、公式戦以外の練習試合やフェス等の交流試合もBには全く与えられなかった。また、同じ日、同じ時間に練習があってもAとBは完全に分けられていて、いわば同じチーム名の別チーム。そんなチームにレギュラー争いなど起こるはずもなく、競争さえさせてもらえない状況が続いた。

うーん、今思い出しても子も親も苦しい日々だった。
4年の夏に線を引かれた時、果たしてレギュラーとの絶対的な差が本当にあったのだろうかという親の思い。試合というものに全く出られない日々の息子。(これじゃ、もともとBの子のほうがBの公式戦に出られるだけまだましだよね...)

実力によってBやCに落とされること自体を不満に思う親は、おそらくそれほどいないのではないかと思われる。私の場合、それ以前の出場機会の差や、チーム内での競争さえさせてもらえないという扱いに強い憤りと、レギュラー陣と同じ土俵にすら立っていないという疎外感を持っていました。

私達自身もそんな経験があるのに、それでも現在の3種のクラブチームの判断が間違っているとは実は思っていないのです。線を引かれた選手達の中にはモチベーションが下がる子もいるだろうから、クラブを退団する可能性もある中で、中2半ばでクラブがこうした意向を伝えることは、高校入試を控える中学生という観点からも、この時期に発表することがチームとしての覚悟を感じると同時に優しさだとさえ思えるのです。

このクラブチームは40年くらい続く老舗クラブなので、やっぱ選手の育成とかフォローとか、そういうノウハウの厚い蓄積があるのかな。

そんなこと言うけど、Aに選ばれているから今の3種のクラブチームに満足してるんじゃないの?結局自分が良ければいいんじゃないの?と言われれば
何も言い返せないですけどね(汗)。はい、すみません。







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カタカイ ハジメ

子どもより親のほうが必死になってしまうのがジュニアサッカーの世界。私もその一人です。サッカーは未経験です。現在、息子はクラブチームに在籍する中学生。
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