見出し画像

まこ姉のセクシャルマイノリティとライフビジョン

わたしのセクシャルマイノリティとライフビジョン

「わたしのセクシャルマイノリティとライフビジョン」を改めてまとめる必要があったので、作文。なんどとなく触れている話題ですが最後までお読みくださいねぇ(^^♪

【セクシャルマイノリティ】だとか【ライフビジョン】とかそれっぽい言葉使っていますが、ぶっちゃけ、『わたし自身の性の話』とそれを踏まえて『どのように生きたいのか』といったお話です。少しだけ専門用語もでてきますがなるべくわかりやすく書くように努力しますねぇm(__)m

【基礎知識】他人の「性」を正しくしるための4つの要素

わたしのことをお話しする前に、「性」について大事なことを理解してください。「性」には4つの要素があります。これを正しくしらないと他人の性を正しく理解することはできません。

性の4つの要素】1.からだの性(戸籍などの性)
身体的なカラダの性のこと

【性の4つの要素】2.性自認(こころの性)
自分自身の性をどのように認識しているかということ

【性の4つの要素】3.性的指向(好きになる性)
SEXやLOVEの相手は誰かということ

【性の4つの要素】4.性表現(表現する性)
自分自身がどの性を表現しているか?ということ

わたしの母親を例に一般的な場合、この【性の4つの要素】どうなのかについて書きます。

【母の場合】1.からだの性(戸籍などの性)
女性です。

【母の場合】2.性自認(こころの性)
女性です。

【母の場合】3.性的指向(好きになる性)
男性を好きになります。

【母の場合】4.性表現(表現する性)
女性として生きています。

一般的な女性ならこうなります。この【性の4つの要素】を知らないと【他人の性】を正しく理解することはできません。

【基礎知識】LGBTQを正しくしってほしい♪

今では広く使われるようになった「LGBT」。これは以上に中途半端な言葉です。ここでは、近年よく使われるようになった「LGBTQ」の「Q」を入れて説明しますねぇ。

「L(レズビアン)」「G(ゲイ)」「B(バイセクシャル)」は【性的指向(好きになる性)】を表しています。そして、「T(トランスジェンダー)」は【性表現(表現する性)】を表しています。さらに「Q(クィア or クイスチュニング)」は性の4つの要素にとらわれないものです。具体例をあげますねぇ☆彡

【L(レズビアン)】
性的指向(好きになる性)が女性同士の関係をあらわします。

【G(ゲイ)】
性的指向(好きになる性)が男性同士の関係をあらわします。

【B(バイセクシャル)】
性的指向(好きになる性)が相手に性に依存しない関係をさします。つまり、相手がどんな性でも関係ない。好きなんだからどうでもいいじゃん。って人たちです。

【T(トランスジェンダー)】
性表現(表現する性)がカラダの性と異なる人をあらわします。自分の性自認がカラダの性と異なる人が自分の求める性で生きている人をあらわします。男装や女装といった異性装のとはホントは違うのです。しかし、多くの人は誤解しています。異性装はコスプレなんです。わたしも身近な友達にスッピンでフラフラしているときに会うと「今日は女装していないの?」と言われて思いっきり傷つくことはよくあります。悔しいので「あら、今日も女装しているの?大変ね!お疲れ様!」って言い返します(;^_^A

【Q(クィア & クイスチュニング)】
どちらも同じ意味合いです。日本では同じような言葉で「Xジェンダー」という言葉がありますが、正しくは違うものです。これは性の4つの要素に当てはまらない分類のしかたで、「自分の性を意図的に決めていない人」「身分の性を決められない人」「自分の性に迷っている人」をあらわします。ちなみに、「Xジェンダー」はそのときどきで自分の性を変える人を表します。欧米でも似たような言葉で「セクシャル・インテリジェンス」といわれます。

このように「LGBTQ」という言葉はとっても中途半端で、当事者にとってもっとも大きな問題の性自認をあらわす言葉ではないのです。

ちなみに、一般的なところの自分の生まれながらの性に何も違和感もなく異性を好きになる人を「ヘテロセクシャル」といいます。

小川まことの「性」はどうなの?

では、わたしの性を4つの要素にあてはめます。

【小川まことの場合】1.からだの性(戸籍などの性)
男性です。 

【小川まことの場合】2.性自認(こころの性)
女性です。

【小川まことの場合】3.性的指向(好きになる性)
男性でも女性でも好きになります。SEXもどちらともできます。しかし、わたしの心を満たし、支えてくれるのは常に男性です。

【小川まことの場合】4.性表現(表現する性)
社会的なカラダの性の分類に応じて、使い分けています。これが現実です。わたしは相手に敬意をもってむかいあうときやテンションを高めたいとき以外はふだんはスッピンです。多くの人は一瞬の見た目だけで判断するのがあたりまえなので、スカート履いていてスッピンで多目的トイレがない!なんてときは全力でガマンします。

つまり、わたしがどんなに私のココロは「女」だと思っても、多くの場合は見た目で判断されます。それがとっても苦痛なのです。ですから、場合によって使いわけているのです。

ただ、このような意見もあるでしょう。それなら、「どこからどう見ても「女」にしか見えないように常にしていればよいでしょ!」といわれることもしばしば。もっともな意見です。

小川まことは「お母さん」になりたかった♪

今のところ、わたしはそのような選択をしていませんが、「性転換」「性別の変更」とはそういうことです。事実、中学生くらいまでのわたしの一生をかけた夢はこれでした。それを実現するためにいろいろな本を読みました。そして、気が付いたのです。

どんなにお金をかけても、どんなに努力をしても、見た目は女性になっても、カラダは女性にならないことを知ったのです。現在にいたっても、女性の生殖器官を移植したうえで妊娠できた事例は1例もありません。

わたしの一番の憧れの女性は「お母さん」です。わたしは母親になりたかった。でも、それが無理だということを知ったときに、わたしの人生は一度死にました。

小川まことのこれまでの生き方

わたしの人生は一度死にました。その日から私の人生はただの死ぬまでの暇つぶしです。

しかし、高校生のときに関わった市民活動とそこに集う大人たちの情熱をまじかで見ることで生きる目的を見つけたのです。それが、【100年後未来プロジェクト】でした。この頃は湾岸戦争直後だったり、バブルの崩壊直後だったりしたころです。世界全体が今とは違う不安感に支配されていました。

【100年後未来プロジェクト】とは
100年後の未来に悲しみの涙を流さない未来に導く。これが私の生きる目的となりました。言葉として私の中で明確にこの考えがまとまったころの写真がこのサムネにつかった自画像写真の頃です。

そして、それ以降の私の行動・選択にはすべて【100年後未来プロジェクト】が基盤となっています。間違った行動も多く人に迷惑をかけた行動もすべてです。

性の話に戻ります。
100年後の未来に何かしらを残すまで死ぬわけにいかないと考えた私は、「身体的なリスク」が大きすぎるホルモン治療を諦めました。私は専門医でもなければ、積極的にホルモン治療をした経験もないです。しかし、男性の身体に自分で積極的に作り出せない女性ホルモンを投与するのです。ニューハーフの世界で働きながらその現実をみた経験の私が感じる「ホルモン治療」とは、人生のタイムリミットを自分の手で切り刻んで捨てるようなものです。

そして、私の性の問題は結局わたし個人の問題です。【100年後未来プロジェクト】と向いている方向が真逆です。優先すべきは私の個人の問題じゃないと判断したのです。

>> 少しおさらい

【小川まことの場合】3.性的指向(好きになる性)
男性でも女性でも好きになります。SEXもどちらともできます。しかし、わたしの心を満たし、支えてくれるのは常に男性です。

【小川まことの場合】4.性表現(表現する性)
社会的なカラダの性の分類に応じて、使い分けている。これが現実です。

この文章の重要な主題の1つである「どのように生きたいのか?」の核心にせまる前にここまでをまとめます。

つまり、私は100年後に涙を流さないですむ世界を実現するために私自身の性の問題を先送りしたのです。ですから、少しおさらいで触れたように中途半端な性になっているのです。

なんども、自分で掲げた人生のミッションに挫折し、生きることから逃げ続けるたびに、リバウンドを繰り返しカラダは醜く肥大していきました。

小川まことのこれからの生き方

16時間断食をはじめて、およそ150日。私自身、これを単純なダイエットだと考えていません。とりあえず、ダイエットとしては3年という期間を設けています。つまり、現在7分の1が消化した段階です。まだ、はじまったばかり。

しかし、16時間断食は私のライフチェンジなんです。私はあと50年生きます。そのときの私はおよそ100歳。16時間断食は私の終活を支えるライフスタイルにするために取り組んでいるのです。

長らくSNS断ちをしていました。毎日今日が人生最後の日でいいと思っていました。そんな私に光を見せてくれたのは映画でした。しかし、そんな見え隠れする光を最初に後押してくれたのは「ジョン(高橋くん)」でした。ジョンが私を探してウオロクを訪れた日から16時間断食の研究をはじめたのです。そして、「まゆ」「イチ」「ヨッシー」「湯本夫妻」と今に続く再会は用意されていました。

そろそろ、起床のお時間ですよ!って導かれている。私はそのように感じています。

2度死んで2度生き返って~これからの生き方~

わたしにとって、【わたし自身の性】【100年後未来プロジェクト】は背中を支えあうわたし自身のブランドなんだと思います。わたしの終活ははじまったばかり、頭で考えて行動してもダメだと人生の前半で学んだ気がします。これからは、もっともわたし自身を信じていあげたいと思っています。

わたしは「人生初のミスコン」にこれから取り組むうえで、「女として私はどう生きたいのか?」ということを問われています。その答え自問自答するためにこの文書書いています。

大変な長文になりましたが、最後にこの答えを書いて終わりにします。

【女】だとか【男】だとか、さらに【性の4つの要素】。こんなものは、他人がわたしを認識するためのただの記号です。多くの人がこのような記号に支配され縛られて生きているような息苦しさを感じます。わたしはこんな他人がわたしを認識するための記号なんかに縛られたくないのです。

もしも、あなたがわたしを【女】として認識するのならそれでいいです。【男】として認識するならそれでいいです。

わたしはわたしで【小川まこと】という世界で唯一の存在であることはあなたがどうような記号でわたしを認識しても変わりません。

わたしはわたしを信じて愛してあげるだけです


なんと独りよがりな文章だと笑われるでしょう。でも、それが私です。ほかの歩き方はできません。面白い人間だと思ったかた、是非、ご支援ください。