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警告!この記事を読んではいけない77「銃」について43<飛行機の機動と静安定8>

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<飛行機の機動と静安定>の記事を再開します。新年早々「銃」について、とか、物騒なお話しで申し訳ありません(笑)結局こういう人間なんです私(笑)前回の記事で、ようやく本当に飛行機の機動と静安定について、詳細にお話しする事ができました。

飛行機の動き方は、物理的な形状の選び方によって、安定して真っすぐ飛ぶが、高機動のできないタイプ・・・旅客機など・・・つまり静安定性の高い飛行機と、安定して真っすぐ飛ぶ事はできないが、機動性の高いタイプ・・・戦闘機など・・・静安定性の低い飛行機があるという事です。

戦闘機から銃を撃つとどうなるか

ああ、やっとこのお話しができます。ここまで、たくさんの飛行機に関する記事を読んで頂いた方ならば、もうお判りだと思います。この項目のお話しを一言で言うと「飛行機から銃を撃ってもタマは真っすぐ飛ばない」と言う事です。

そもそも、銃による射撃とは、基本的にどういうものかお話ししましょう。   銃と言うのは、銃身という真っすぐの筒から、弾丸と言う小さい物体を打ち出す装置です。そしてその弾丸を、目標に上手く当てて、目標を破壊しようとする装置です。

つまり大前提として「弾丸を目標に当てるための装置」と言う事になります。そして目的を達成するには、さらにいくつもの前提をクリアしなければなりません。一つは、弾丸を発射する自分が「動かない」事です。自分が動いてしまうと、その運動エネルギーが弾丸に伝わり、たったそれだけで弾丸は真っすぐ飛ばなくなるからです。

更に次の前提は相手、つまり目標が動かない事です。動いている目標に弾丸を当てるのは至難です。お祭りの射的でも、タマが当たるのは、相手が動いていないからです。その動かない目標に向かって、自分がじっと動かずに、狙いをつけるから当たるのです。お祭りの射的だって、相手が動いている場合には、当てるのは相当難しいです。

それでは戦闘機同士の銃の撃ちあいになると、どういう事になるのでしょうか。戦闘機と言うからには、自分は動いています。それも時速数百キロという、とんでもない速度で動いています。仮に相手が動かない物体だったとしても、これではタマを当てるのは至難どころではありません。常識的に考えて、当たりっこないです。

更に、戦闘機同士と言うからには、相手も動いています。自分と同じに、時速数百キロというとんでもない速度で動いています。自分も動き、相手も動いている場合は、これで銃を向けて狙い撃ったところで、当たりっこないんです。私はこれを、実際にやってみたワケではありませんが、当たりっこないという現実は、よ~く理解できます。当たるワケないぢゃないですか。

しかしです。戦争を始めちゃった国々は、それでも戦闘機に銃を積んで、敵の戦闘機や爆撃機を撃ち落とそうとしたのです。当たるワケないのに、どうにかして当たる方法を考え出そうとしました。この執念は恐るべき結果を生みました。彼らは、戦闘に銃を積んで、敵の飛行機を撃ち落とす方法を考え出したのでした。

この工夫、要は人殺しの方法ですから、人道的には決して褒められるような行為ではありませんが、それでも悲しいかな戦争ですから、相手を殺さない限り、自分が殺されちゃいますから、やむを得ず、相手を確実に殺す方法、と言うと、スンゴイ聞こえが悪いですね(笑)。言い直します。言い直したからって、人殺しという事の真実が変るワケぢゃないんですけどね(笑)

敵機を撃墜する方法を編み出しました!すべてはかなり無謀な選択ではありましたが、戦争をする国々の軍隊は、結果として各国、かなり違う方法を考案したのでした。これ、私のこの「銃」のシリーズで、最も「おもしろい」部分です。私は今、これを書こうとして大興奮しています!!

こういうお話し、大好きなんです。いやいや、私は決して人殺しが好きなワケではありません。と言うか、人殺しなんて、やったこともないし、実際にやろうとしたこともないし・・・もっともうんと正直に言うと「あいつ、死なないかな」などと考えた事はあります。

でも、誰かの死を願うと、そいつが死ぬんぢゃなくて、自分にとって大切な人が死んでしまうという事を2度ほど目の当たり、と言うか、自分の近くでそういう事が起きてしまったので、それ以来私は「誰かの死を願う」事を止めました。あ、お話しが本題から外れてしまいました💦まあ、いつもの事なので、どうかご容赦を💦

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今日の記事、少しいつもより短いですが、今日はここまでにします。戦闘機に銃を搭載して、敵機を撃ち落とそうというお話し、各国がどういう工夫をして、自国の戦闘機の、銃の命中精度を上げたのか、このお話しはあまりにも面白すぎるので、次回によく整理して、順序だてて判りやすくお話ししたいと思います。

どうかお楽しみに。そしてなるべく早く、下記のようなあまりにも面白いお話しに突入したいと思います。


音速を超えるのは大変!
鳥さんは超音速では飛ばない(笑)

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