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全員が勝ち組になれる時代は終わった・・

元号が令和になり一か月が経ちました。自分はこれで昭和、平成と二つの元号の時代を生きたことになります。来年には東京オリンピック、三年後には自分の地元に新幹線が開業します。まあ自分が生きた平成の三十年間は最初はバブル景気、その後崩壊、長引く景気低迷、就職氷河期、リーマンショックとあまりいいことがなかったように感じてしまいました。特に就職氷河期なんてのは自分はその直撃を受けた世代でした。幸い自分は運よく就職出来ましたが、その後離職してしまいいくつかの会社を変った後現在に至っています。

これと比べて昭和はどうだったのかなと思えば、戦後の景気は右肩あがりで高度経済成長を遂げてその中で東京オリンピックや大阪万博が行われてなんとも日本が勢いづいていた時代でした。ちょうど映画で言えば三丁目の夕日のあたりの時代がその高度経済成長の始まりみたいなもんだったと思います。

まああの時代は経済が右肩上がりだった為働けば働くほど報われた時代だったのかもしれないと感じてしまうことが多々あり、全員が同じことをしても全員が幸せになれる、勝ち組になれる時代だったのかもしれないと思ってしまいます。そして平成から令和の時代、ブラック企業と言う言葉が跋扈し、やれ格差、貧困と言う言葉が社会の中で目立つようになったように感じています。ここで昭和の時代と今令和の時代とで決定的に違うのは経済的に勝ち組になれるか負け組になるかは個人の能力や資質、そしてそれを競争させることで個人が、その能力や資質に相対的な価値をつけるかつけないかで決まってくるんじゃないかと感じる事です。全員が全員同じことをして幸せになれる時代、勝ち組になることが出来る時代はもうないのかもしれません。景気は上がり下がりを繰り返し、個々の実力や能力が昭和の時代よりも厳しく問われる平成、そして令和の時代、今勝ち組になるには各個人がどれだけ自己分析できて、何で勝てるのか、勝ち組になれるのか知らなければならない時代なのかもしれません。

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