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『複業を語る』その10:雑誌の記事を書いてみた

さて、企業内診断士の副業・複業の実態について語る、シリーズ『複業を語る』。今回も副業・複業ってどんなものなのか、赤裸々に書いていきたいと思います。

今回は、診断士になってひたすら避けてきた「書く」お仕事について、書かせて頂きます。避けてきた、その理由は、もうちょっと先で・・・。

1)それは一本のメールから・・・・・

「【ご相談】ご執筆依頼 月刊企業診断」

そんなタイトルのメールが、大塚商会様から届いたのは、2022年の11月上旬でした。内容は「同友館様が出版されている『月刊企業診断』に、『理論政策更新研修』をテーマに単独記事を書かないか?」というものでした。

一般的に、診断士の仕事は「診る(企業の診断)」、「書く(論文・記事等)」、「話す(アドバイス・研修講師等)」の3種類があると言われています。自分は長い間、 この「書く」をできるだけ避けてきました。
その理由は・・・・・・・・

嫌いだから・・・・・(苦笑)

いやいや、書くのが本当に辛いのです。そして、遅いのです。ましてや、雑誌の記事なんて、「読みやすい文章で書かないといけないのではないか」、「締め切りを守らないといけないのではないか(当たり前か)」・・・・とか、考えただけで死にそうです・・・・。

しかし、ここは日頃お世話になっている大塚商会さんからのお誘いです。過去には、理論政策更新研修の講師もやらせて頂きました。

万が一にも断れば、この先、どうなるかは分かったものではありません・・・・・・・ww

一瞬の迷いもなく、そして、自分の意志とは全く関係なく、「是非やらせてください」と、メールを送っていました・・・・ww

2)何をいつまでに書くのか・・・・

依頼が来てから数日後、同友館様・大塚商会様とオンラインミーティングを実施し、内容、スケジュールについてご提示いただきました。

  • 締め切りは、一か月半後の12月後半。

  • 文章量は見開き4ページ(約6000文字程度)。

  • 理論政策更新研修の制度について説明した後は、過去、井上が受講した研修の実体験を書く。

という以外は、特に指定はありませんでした。「スケジュール的にも余裕ありそうだし、何とかなるかな~。でも、6000字?ブログの4倍じゃん・・・大丈夫かね」というのが、その時の実感でした。ただ、「雑誌の記事って書くの初めてなんですよ~」と言った時、一瞬、場が凍った・・・ような気がしたのは気のせいでしょうか?

3)書いてみて・・・・

そして、書いた結果は・・・・。

意外とあっさり、終わってしまいました。それも締切よりだいぶ早く・・・。6000字も簡単にクリアできました。むしろ、はみ出してしまって、2/3くらいに削った感じがします。ただ、書きまわし(?)には若干、気を使いましたね。あまり話し言葉にしないとか・・・。
実際の記事は、こちらになります。


記事のタイトルはこんな感じです


書いてみての感想は・・・・・

①執筆を通じて、今まで考えていたいろんなことが整理できた
当然ですが、アウトプットをまとめると、自分の考え方が整理できます。
「研修って、どう選ぶ」「研修って、何が楽しくて受講しているんだっけ?」という考え方が、自分なりに整理できたと思います。

②自分のペースで書けた
当然ですが、自分の文書を自分で書くわけですから、空いてる時間を活用して進めることができます。自由時間を融通しにくい企業内診断士には結構なメリットですね。また、依頼内容にもよるのでしょうが、書く内容も比較的委ねられていたので、その意味でも、自分のやりたいことをやらせてもらった感じがします。

③効率が悪い
これは、むしろ自分の問題なのですが・・・・・・。何を書くか考えて、そのためのネタを集めて文字に起こすのに、20~30時間くらいはかかったと思います。

結果は、概ね想定していた通りでした。そして、書いてみて、改めて自分が「書くのが嫌い」であることが確認できました・・・ww。

概ね想定していた通りなのですが、書いたことがある人が言うのと、ない人が言うのはその重みが違います。これからは、経験者として堂々と「書くのは嫌い」と言えます・・・って、一回程度で偉そうに言うなって・・・ww

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。