Twitter拡散分析

0⇒1の[壁]をどう超えるか?

先週末、以前にこのnoteで書いた記事が少し爆発しました。(いい意味で。)
具体的には、1か月前にnoteでブログを書き始めたときに最初に投稿したこの記事です。
クラウドファンディングの「勝敗の95%」は、始める前に決まっている

それまでこのnoteブログは、始めたばかりでフォロワー数もたいしておらず私自身が有名でもなんでもないので、知り合い中心にちょろちょろみられてる程度。
実際noteのダッシュボードで投稿初週の数字をみても、上記の記事は138PV・2スキでした。


個人的な感想としては「まぁこれくらいが妥当かなー」という感想でした。(2スキをもらえただけでありがたい、恐らくその2人は知り合いだろうけど笑)

正直、最初の投稿ということもあって気合を入れて書いたし、コンテンツ自体も(自分の分析としては)あまり他で得られない情報が入れられたかなという点で少しは意味のある投稿になったかなと思いつつ、無名の1マーケターが自分の考えを書いているブログなんてはいて捨てるほどあるし、ある意味これくらいで妥当という感覚。

その記事がこの週末になって急に、10,141PV・157スキに急騰。

157スキなんてnote上の他の有名人に比べればたいした数字ではないだろうし自慢できるようなものではないけれど、まさに今自分の事業としてブランドの立上げに粉骨砕身している私にとっては、このブログを1つの「立上げ期(0⇒1フェーズの)事業/ブランド」と見立ててスキの数をCV(コンバージョン/購入)の数を考えると、今回のこのちょっとしたスキ数の高騰は、事業/ブランドの0⇒1フェーズのマーケティングへの示唆が少しありそうだと感じ、ちょっと分析してみました。

<経緯の整理>
➀2月13日にnoteでのブログを始めてから、3月16日までに7記事を投稿。それぞれの記事は200~500PV程度で、スキ(CV)数は最大でも5程度。

②3月17日に「事業立上げ期は、CPAより先にLTVの改善に注力するべき理由」という記事を投稿。これが初週だけで2,576PV、27スキと、それまでに比べると少しハネる。
(でも実はこの記事が自分の中では一番手抜きで書いた記事。。)

③3月19日頃にその記事がnote公式の「おすすめ」や「マーケティング記事まとめ」にピックアップされ、さらにPV数とスキ数が伸長。(合計として、4,537PV、51スキに)

④その記事をきっかけに私のnoteアカウントを見に来てくれた人が、一番最初に投稿していた記事に注目してくれ、Twitter上でシェア。

⑤そのTwitter投稿を影響力のある方がリツイートしてくれたことをきっかけに、リツイートがひろまり最終的には1週間で700~800リツイートに。
ちなみに、無料ツールで分析してみたTwitter上の拡散経路はこんなイメージ。(坂口さんという方のツイートが一番リツイートされているが、その理由としてはTHE GUILD代表でnoteのCXOの深津さんという方がそのツイートをリツイートしてくれたことがきっかけ?)


<分析結果>
・noteでのブログを始めて約1か月後に書いた「事業立上げ期は、CPAより先にLTVの、、、」という、他記事に比べて"共感の意を示しやすい=シェアしやすい"記事が呼び水となり、そこから過去の記事を読んでくれる人の流れが出来た。
この記事は、そこまで新しい情報があるタイプのものではなく、むしろWEBマーケティングにかかわったことのある人であれば多かれ少なかれわかっている内容。
自分としてはこういう「そんなの知ってるよ」と言われそうな内容は投稿するのが恥ずかしいと思ったし、投稿の価値が薄いと思ったけれど、ふたを開けてみたらその逆だった。
WEBマーケティングを理解している人たちは「そうそう、まさにその通りなんだよ!(でもなかなかWEBを知らないクライアントや上司が理解してくれなくいんだよ!!)」という共感を。WEBマーケティングをフワッと理解しているたちは「何となく気が付いてたけど、言語化してくれて頭がクリアになった!」という共感をしてくれ、拡散につながったと分析してます。)

・その流れのなかで一番最初に投稿してあった(自分としては一番力を入れて書いた)記事が一部の人に刺さり、それがTwitter上のインフルエンサーにリツイートされ拡散され、一気にPVが上がった。

・元々力を入れて書いていた記事の質に加えて、インフルエンサーのお墨付き効果もあり、高いCVR(CV転換率)をキープすることが出来、それによって1週間で157スキまでCV数が積みあがった。


<0⇒1フェーズのマーケへの示唆>
上記の分析結果を踏まえ、自分自身への示唆としては、
やっぱりコンテンツの質が重要。
でも、それだけでは0⇒1のカベを超える十分条件とはならない。
そのカベを超えるきっかけとなる拡散を生む「共感要素」を強いコンテンツを、適切なタイミングで投入することが重要。
この「本丸のコンテンツ」と「共感要素の強い呼び水コンテンツ」は必ずしも同じである必要はない」

ということ。

自分自身、消費財のブランド立上げに取り組んでいると、どうしても「Only 1でNo. 1の商品を作りたい!それさえ作れれば消費者はわかってくれるはずだ。」と前のめりになってしまうけれど、
時には少し引いた目線から「もう少し分かりやすく共感してもらえる商品/コンテンツ/施策ってなんだろう?」と考えることも重要だと改めて気が付きました。(それが本丸商品とは少し別の切り口でもOK)


ーーーーーーーーーーーーー以上、分析おわりーーーーーーーーー


<追記>
もともとこのブログはWEBマーケを中心にかなりマニアックな話を細々とFBの知り合い+αくらいを相手に発信しているつもりでした。
でも、今回の分析で自分のブログをTwitter上でエゴサーチする中で、マーケターを志す学生から名の知れた方までいろんな人がブログをシェアしつつ意見を言ってくれていて、自分自身すごく励みになるとともに勉強になりました。

このブログは商売じゃないので1円にもならないですが、WEBマーケに関して人並みには考えているつもりなので、これをきっかけにいろんな人とつながって互いの経験をシェアできればよいなーと思っています。

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