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98%の人が知らない「本当においしい果物」のはなし

7月から【FRUITEST(フルーテスト)】というレア・ドライフルーツのブランドを立ち上げた。

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このブランドを通じて実現したいのは、
「これまで、旬の時期に産地でしか味わうことのできなかった、日本の果物の"本当のおいしさ"を世界に届ける」ということ。

でも、この取り組みをやっている中で、しばしば困ることがある。


それは、「本当においしい果物ってどんな果物か?」ということに対する、
"一般の人"と"作り手"間での意識のズレだ。

一般の人に「おいしい果物ってどんな果物?」と聞くと、
「糖度が高くてあまいもの」
「みずみずしくてジューシーなもの」
といった答えが大半だと思う。

でも、FRUITESTでお付き合いする凄腕の農家さんたちと話をしていると、
そんな話はほとんど出てこない。
なぜなら、彼らのような一流の作り手にとって「甘さ」や「ジューシーさ」はある意味当たり前、前提条件のようなものだからだ。


あえて言い切ると、
果物は、「香り」がすべてだ。

凄腕の農家さんとお話していると、もはや香りの話しか出てこない。
「最高の香りをだすための栽培方法」
「最高の香りをとどけるための出荷タイミング」
すべては日本の果物が誇る芳醇な香りを届けるための努力ともいえる。

例えばFRUITESTで扱わさせてもらっている山梨県笛吹市の樋口さんのシャインマスカット。

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一般のものと比べて、口に入れたときの「マスカット香という、紅茶のような香り」がずば抜けている。

このマスカット香というのは、本当に樹になった状態で完熟したものを食べられる地元の人にとってはある意味当たり前だけど、
スーパーで売っているシャインマスカットしか食べたことのない東京の人にとっては、そもそも感じたことのない香りだと思う。

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それはある意味で仕方ないかもしれない。
なぜなら、「既存の流通の仕組み」がそれを妨げているからだ。

農協から市場を経由してスーパーなどで販売される通常の流通では、
誤解を恐れずに言うと、
「まずい果物ほど高く売れる」ようになっている。

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それは市場への流通量が少ない時期ほど、㎏あたりの単価が高くなるので、農家に「出来るだけ旬じゃない時期に出荷した方が得」というインセンティブが働くからだ。

さらに、そのような流通にだされる果物は、現地では7~8割の「熟し度合い」で収穫し出荷しないと流通の過程で腐ってしまうため、本当は一番おいしい「完熟の果物」は流通にだせない。
(しばしば「完熟果物」と表記されているものがあるが、それは多くの場合流通の過程で追熟しただけのものに過ぎない)

つまりは、旬じゃない・未熟の果物ほど、既存の流通の仕組みの上では好都合なのだ。


FRUITESTは、そんな"不都合な真実"に歯向かうために作ったブランドだ。

レア・ドライという特別な製法を活用して、これまで旬の時期に産地でしか味わえなかった完熟果物の香り」を世界の人に届けたい。

「おいしい果物は、香りが別格」
そのことを、国内・海外の多くの人に気付いてもらうきっかけに

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有井誠

日本から海外で勝負するCrafted in Japanブランドを創ろうと、日々右往左往しています。Unsungs&Web代表。ブラックコーヒーが好きそうな顔と言われますが、コーヒーは飲めません。 レア・ドライフルーツ【FRUITEST】公式HP:www.fruitest.jp/
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