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古代マレー人

古代マレー人は海洋民族である。
太平洋のインドネシアから近い順にメラネシア、ミクロネシア、ポリネシアという。
南太平洋にエロマンガ島という島があり、オーストラリアの内陸にエロマンガというところがある。
一億年前の海面上昇期にはエロマンガ海という内海がオーストラリアにはあったらしく、オーストラリアの北部のダーウィン湾がその名残らしい。
古代マレー人はマダガスカルからハワイぐらいまで拡散した人々の一族で、メラネシアは近いくに、ミクロネシアは真ん中のくに、ポリネシアは遠いくにという意味らしい。
マレー語でマンガは青いという意味で、エロマンガ海とエロマンガ島の様子から推定すると、エロマンガとは広く青いところという意味らしい。
マレーシアはインド洋と太平洋の間にあって、インド洋と太平洋とを船で移動するとき必ず通るので、マレー人が沢山住んでいて、マレーシアとなったらしい。
ハワイ人はポリネシア人である。
モアナと伝説の海というのはどうやらそういう海洋民族のことに着想のことらしい。もれなく魔除けのタトゥーを身体に刻んでアウトリガーカヌーで航海する。
主食はイモである。日本人は弥生人と古代マレー人と古代アイヌ人と縄文人の混血であろうと推定されていて、日本に外から海を渡って人が入って来るときのルートは大きく4つある。江戸時代でも基本的にはそうであった。北海道と対馬と沖縄から鹿児島と太平洋岸である。日本でイモを食べる文化は随分古くに古代マレー人が持ち込んだであろうと言われている。
西村真悟が海洋アジアという地域区分を用いたことがあり、マレーシアからアジアよりに海で結接するインドネシア、フィリピン、台湾、沖縄、九州、四国、本州、内南洋、北海道、千島、樺太のことをさす。インディカ米とイモの文化であって、論証は不充分なのであろうが、仮説として様子をよく表している。古代マレー人が主たる民族として拡散したと考えたらパズルのピースがパチッとはまったのである。
小笠原諸島には日本人がやってくるのとほぼ同じ時期か少し後にハワイ人がやってきていて、米軍が占領して後に返還される少し前に米国系小笠原島民が先に小笠原諸島に帰って来ている。
米国のディズニーが5年に1回くらいハワイものを製作する。ハワイ王国は19世紀に米国に併合されていまはハワイ州である。
ハワイ人の先祖をたどると船で島伝いにマレーシアからインドネシア、メラネシア、ミクロネシア、ポリネシアとやってきたのであろうと推定されている。
マレーポリネシア語族の言語の特徴は同じ言葉を繰り返す擬態語や形容詞で、ボラボラ島という島がある。日本語にもすらすら、からから、くらくら、など同じ言葉を繰り返す形容詞がある。
魏書東夷伝倭国の記述にある邪馬台国人は入れ墨を身体に刻んで海に潜る人々というものが知られる。
ニュージーランドのマオリ族も魔除けと虫除けのタトゥーを身体に刻む文化がある。タトゥーを全身に施すというのは毒虫よけの意味がある。
モアナと伝説の海にはタトゥーを全身に施した男が出てくる。
全ては海が繋げている。

追記 2019年10月7日
W杯ラグビーが日本で開催されて、ニュージーランド、トンガ、フィジー、サモアの試合前に戦いの踊りを踊る様子がラグビーの試合の中継で放送されている。
ラガーマンにはタトゥーを入れている選手が多く、戦い前の踊りをみると、共通の文化であることがよくわかる。ニュージーランドから南太平洋までも古代マレー人が拡散したのであろう、タトゥーを彫り戦いの踊りを踊るということが英国文化のラグビーと融合したので4カ国のラグビーで戦いの踊りが踊られる。