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エベレストなどでジャラジャラ眼鏡つけたり、南極で裸になったりしてたり、コスプレで女装してたりすると、よく「そんなことして楽しんですか?」とか「痛いね」って言われるんです。かなりの確率で(笑)

(南極登山中 真ん中が自分)

ジャラジャラ眼鏡つけてたり、カツラとか被ってたり、海パンだったりすると痛い奴だな!とか思われるんですよ。現地の人にも、世界中から集まる登山者の人にも。あのイエローモンキー、調子にのりやがってみたいに。

身近でいうと、富士山を短パンで登りに行って、帰りに救助されるバカみたいな感じ、もしくは富士山をハイヒールとミニスカートで登ろうとして救助されるギャル的な感じ。

そんなところでハシャいでるけど、お前がダメになったとき、迷惑被るとはこっちなんだ!後で痛い目みるぞっ!ていう感じがアリアリと。

最初だけ調子に乗って、こっちにあとで迷惑かけるんじゃねいぞ!って。もちろん、こっちだって、下にいる時だけ、ハシャいでたらかっこ悪いじゃないですか。だって、下でコスプレしたり、裸になってて登れなかったらホラみたことってことで終わっちゃう。それはダサすぎでしょ。

だから、必死に、全力で、登頂するまでやり続けるでしょ、けなげに。そうすると、「お前ほんとアホだな!」みたいになってくるんです。

自分としては、ぜったい登頂するって、自分を追い込むためにコスプレするみたいな(笑)山で、コスプレとかすればするほど、「僕はこれを達成します!」など人の前でやる宣言と同じで、「おれは絶対登頂する!」という自分への言い聞かせてるのと同じで。後に引けなくなるみたいな。だって、絶対登頂しないとカッコ悪いし。

実際、南極でも、エベレストでも、どこでも、「痛いっ!」て目で見られるけど、山頂でも必死にやりつづけてると、登頂付近とか、登頂後それを見た人から、「お前、ほんとアホだな!」とか声かけられて友達になることとかも、出てくるんです。

最初自分のこと「痛いっ」て見てた人も、向こうから声かけてきてくれたりして。全員じゃないけど。

富士山も、100名山も「ハイヒールとミニスカで登る!」みたいな、まじ気合いの入った、腹の座ったギャルなら、最後は応援されるんだと思うんです。たぶん極一部から(笑)

結局最後は気合いだけ。どんな世界でも、きっと通じるのは気合いだけ。気合いさえあれば、言葉なんていらない。人種だって関係ない。どんなバカなことやってもいい。そんな気がする(笑)

今、僕に、世界に少なからずそんな友達がいるのが幸せです!



<星野 誠 Makoto Hoshino>
(株)誠 / 銀河ヒッチハイカーズ代表。ほぼ思いつきで書き込んだ「人生のやったら面白そうリスト」に従い、前後関係無視、人間関係グダグダにしてでも突き進む“盲進”男。アイアンマンマラソン、宅建20日間合格、ゴビ砂漠250キロ…どれも未経験で無謀だが、結局達成。2017年5月のエベレスト登頂は、登山のまったくの素人からの3年で達成、そして 7大陸最高峰制覇のオマケつき。自称「有言実行男」はいま、復活させた宇宙旅行社の代表として「いまできる人類最高地点に足跡を残すこと」を宣言し、宇宙産業での火星オリンポス山制覇を目指す。


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