いつ

ちょっと前に、7大陸最高峰を目指すならいつがいい?みたいな話をしていたんだけれど、どの時期も一番難しいし、一番簡単??

7大陸最高峰を登る!と決めて始めるのが、学生や若い独り身のうちだと、お金がないけど、時間が圧倒的に自由。どこにだって行けるし、何だってできる。気力もあるし、体力もある。すべてのパワーが10だとすれば、もう10段階のパワーのうち10をすべてぶっこめる。でも、何度でも挑戦できるがゆえに、脇があまくなる。守るものがないゆえ、肝心なところで弱い。自分は30才まで本当こんな感じで、自由気ままに独り身で動きまくってたから、これは間違いない。

次に、家庭を持って、仕事も真っ最中での7サミットは、社会的制約がものすごく強くなる。この年代は、登山以外にパワーを分散しないといけない。パワー10のうち、登山に5、社会的なことにあと半分の5。でも、時間もとれないかわりに、色々な守るものもあるから、ものすごい馬力が出る。馬力がでるから、若い独身時代より、間違いなく、一発登頂しやすい。

次に、子供も独立。仕事も引退、そんな時の7サミットは、お金も潤沢、時間もある。社会的には最高。時間もお金も自由。でも前の2世代に比べて、体力がない。気力がない。感受性もきっと結構擦り切れちゃってる。

そんなことを考えると、まあ、どの時期も一番難しいし、一番簡単、いつ行ったって同じ!思い立ったらやっちゃうのが一番だね!ってことで、まとまりました。 バカをやるなら今でしょ!? 今


<星野 誠 Makoto Hoshino>
(株)誠 / 銀河ヒッチハイカーズ代表。ほぼ思いつきで書き込んだ「人生のやったら面白そうリスト」に従い、前後関係無視、人間関係グダグダにしてでも突き進む“盲進”男。アイアンマンマラソン、宅建20日間合格、ゴビ砂漠250キロ…どれも未経験で無謀だが、結局達成。2017年5月のエベレスト登頂は、登山のまったくの素人からの3年で達成、そして 7大陸最高峰制覇のオマケつき。自称「有言実行男」はいま、復活させた宇宙旅行社の代表として「いまできる人類最高地点に足跡を残すこと」を宣言し、宇宙産業での火星オリンポス山制覇を目指す。


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