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2019 セドナ体験記③

さて、前回の記事で初めてのセドナの朝を体験し、Cathedral Rockへの道のりをレンタカーで向かうところまでを書きましたが、いよいよ今日はCathedral Rockを登った時のことを書いていきます。

セドナ滞在中3日間におけるメインイベントが、この登山体験だと言ってもいいほどの大イベントです(≧▽≦)

赤い岩が壁のようにそびえ立つのを麓から見上げると、とてもここを登ることができるようには思えません。

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どこまでいけるのか、道中には何があるのか、どんなことが待っているのか、ワクワクとドキドキがない交ぜになった感覚を覚えつつ、トイレを済ませてから登り始めます。

(トイレは麓にボットン形式のものが1つしかなく、登り始めたらトイレに行けないので、ここで行っておくのはとっても大事なのです)

なだらかな坂が続くと思えば、急な石段のようになっているところもあり、かと思うと、狭くて急で、とても人が登れるように思えない場所もありと、日本の山道とは違う、まさに「岩登り」というような道中です。

岩がつるつるしている上、その上にある赤土が潤滑効果を持っているため、とっても滑りやすい!

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途中でリタイアしたいという気持ちを抱くメンバーもいたようですが、みんなで助け合い、力を貸し合って、声を掛け合い登ります。

ふと目を上げると、そこには絶景が広がっていて、何度か立ち止まり撮影大会が始まるなど、くじけそうになる心を励ますスパイスは、至るところにちりばめられていました。

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エネルギーが噴出しているといわれるVortexならではの光景。

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こんな風に、ねじれて生えている木がたくさん!

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これだけ見ても、この地が普通の場所ではないことがわかります。

うっかりするとサボテンにお尻を刺されたり(笑)

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空の色に心を奪われたり。

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彩雲を見つけて感動したり。

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地元の中学生の集団に出会い、障害があって登ることが困難な子や、勇気がなくて険しい部分を克服できず泣いてしまった子を励まし、勇気づけてみんなで登頂を達成するという感動的な場面に遭遇したり。

ただこの景色に抱かれて登っているだけなのに、何故だか涙が出てくるということを経験したりしました。

何もない、手つかずの自然の中で、ただただ自分と向き合い、険しい道やそうでない道を歩き、上を目指すという行為。

むき出しの、何も纏わない、裸の地球の素肌に触れながら歩くその感覚は、私が紛れもなくこの地球の、そして宇宙の一部であり、生きているのではなく生かされているのだということを、魂が感じている感覚でした。

どこを見ても、言葉にできないほどの絶景。

何に触れても、感謝の気持ちしか出てこない。

感覚の針が大きく振れるから、言葉が全く出てこなくなって、素晴らしい景色を形容する言葉も自然と貧弱になります。

出てくるのは、

「やばい!」
「すごい!」
「超ヤバい!!」

この3つだけ(笑)

みんなで笑ったり泣いたりしながら、時間を共有して登ったその先には、ついに登山路の最後、頂上が待っていました。

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END OF TRAIL.

道の終わり。

すべての苦労が報われる瞬間です。

ここまできたら、もうはっちゃけるしかないよねー^^

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こーんな怖い突端に座ってみたり。

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超コワい!と言いながら、アドレナリンが出まくってハイになってしまいました。

この撮影は、とても楽しい経験でした!

やがてちょうどお昼になったので、朝ホールフーズで買ったお弁当を食べて、しばしの瞑想タイム。

何もない場所で、陽の光を浴びながら、時折吹いてくるさわやかな風に吹かれて、心静かに行う瞑想は、日常の中でする瞑想とは全く違うものです。

自分がこの地にいるということを実感するために、ゆったりした気持ちで目を閉じて、ただその感覚を味わうことに時間を費やしました。

ああ、なんという贅沢な時間の使い方・・・

やがて時間が来てしまい、下山する時に感じた淋しさは、なんとも言葉にできないものでした。

しかしその時、そんな私たちを見守るように、日輪が出現!

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見守り、見送ってくれるように、日輪は徐々に大きく広がっていき、しばらくののちに消えていきました。

私の守護本尊が大日如来さまなので、ああこんなところにも現れてお見守りくださっているのだと、とてもありがたい気持ちに。

下りは登りと違う困難がありましたが、あっという間に目線が下がり景色が変わっていくことに淋しさを覚えて、名残を惜しむようにシャッターを切り続けることに。

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あの景色の素晴らしさは、どんなに写真を撮っても、どんなに言葉を尽くしても、伝えきることができません。

すごい!と思い、見たものをそのまま写真に保存しておきたいと思うのに、今目の前に広がる景色と写真に写るそれは、全く別のものになってしまっているのです。

所詮は景色を切り取るだけの行為である写真では、あの場所にいてエネルギーを感じ、体験することに比べたら、その感覚を表現することはできないのだと実感しました。

目に焼き付け、身体にしみ込ませておこう。
そんな風に思いながら、しみじみと下山しました。

途中道を間違ってしまいましたが(笑)、おかげで登った時とは違う景色を見ることもできたし。

笑いと涙と感動のCathedral Rock登山体験は、こうして幕を閉じたのです。

明日は、初日の夕方にAirport Mesaに行き、日没から日暮れを体験した時のことを書こうと思います。

これがまた絶景だったんですよー♪

是非お楽しみに^^

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