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2019 セドナ体験記①

アメリカ合衆国はアリゾナ州にあるセドナという土地。

エネルギーが湧きだす ボルテックスという 赤い岩々に囲まれた、荒涼とした場所です。

ライフコーチの過程の一つに、このスピリチュアリティの高い場所に行き、自分自身と向き合うというコースが含まれていました。

全行程6日間という旅なので、仕事を休み家を空け行くのは難しいと決めつけ、最初は全く行く気がなかった私。

でも、ある時ふと、休みは何とか工面すれば行けるかも、と思い始めます。

この4月から職場が変わり、有休が発生するのが10月以降になってしまうという状況の中、2日間付与される夏休みと、月の週休をかき集めてくっつけたら、何とか6連休を取ることができることが判明したとき、私はセドナへの旅に参加することを決めました。

でも、自分は何をしに、何のためにセドナに行くのか。

その部分は曖昧なままでした。

セドナに行き、何かを感じ取れればいいな、何かが起きればいいな、そんな他力的なふわふわした感じだったと思います。

なので今回の旅の目的は、「私は何のためにセドナに来たのか」という問いに対する答えを見つけることという、なんとも根本的でパラドキシャルにものに。

まさにそんな適当な状態のまま、出発の日を迎えることとなります。

9月24日火曜日、15時過ぎに羽田からロスに向けて約10時間のフライトを経てサンフランシスコに到着し、そこから6時間のトランジットを挟んでフェニックス空港まで約2時間のフライトを経、さらにそこからシャトルバスで2時間半かけてセドナに到着するという、ほぼ丸一日がかりの旅程でした。

セドナについたのは現地時間の20時過ぎなので、丸一日経ってもまだ24日火曜日のままという不思議な感覚を味わいます。

ヨーロッパへ行った経験はあるのですが、日付変更線をまたいで東に向かうのは初めての経験だったので、同じ日を二度経験するような、あるいは同じ日が延々と続くような、そんな不思議な感覚を初めて体験しました。

サンフランシスコ空港でトランジットの間に、Groundhog Dayというビル・マーレイ主演の映画を思い出しました。

同じ一日を何度も繰り返すというストーリーなのですが、まさにそんな不思議な感じ。

映画の設定とはだいぶ違うけれど、まだ今日が終わらないという違和感は、とっても新鮮でした。

忙しくて、「一日が36時間くらいあったらいいのに・・・」なんて思うことがたびたびあるけれど、実際に長いとかなり困惑するし疲れるということが実感できました(笑)

やっぱり地球上に生きる人間は、24時間が最適な一日の過ごし方なのですね。

さて、そんな長旅を経てたどり着いたセドナは、すでに夜なので真っ暗で何も見えません。

ホテルの周りはお店もあるし、多少は街灯などもありますが、手つかずの自然に囲まれているところなので、本当に真っ暗なのです。

その代わり、星がとてもきれいに見えました。

iPhoneのカメラでは星空は写らないので写真が撮れず、お見せできないのが本当に残念なほど。

明るくなったら見違えるような景色が広がっているはずだというお話を聞いて、ワクワクしながら用意された部屋に行くと、広々としたスペースに大きなダブルベッドが2つ置かれたとても素敵なところで感激!

ホテル④

ホテル③

ホテル②


ベランダに出てみると、そこはポーチとなっていて、火を焚きながら悠々とくつろぐ宿泊客の姿が。

ホテル⑤


とっても素敵な光景に、心がときめきました^^

景色はまだ見えないけれど、この地で過ごす3日間に大きな期待を持ったこの日の夜。

時間的に夕飯はくいっぱぐれてしまったけれど、ホテルにあった自販機でスナックを買い込んで部屋で食べながら、一日を振り返り翌日の準備をしてから、眠りに就きました。

というわけで、初日の話はこれでおしまい。

セドナの本当の姿を、私たちは翌朝目にして、とてつもない感動と衝撃を味わうことになるのですが、それはまた明日のお楽しみです^^

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