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集団による引き寄せが実現した奇蹟の夜

少し前、「人生の青写真 -Life Blueprint-」という記事に書いた選手のお話です。

12年間の現役生活を終える決心をし、先日引退セレモニーが行われた彼は本当に、「持ってる男」でした。

自分の願った人生の結末を引き寄せ続けてきたと言っても過言ではないかも知れません。

小さな体で、でも野球が好きで捨てきれなくて、ガソリンスタンドで働きながら軟式野球でプレーしたのち、四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに入団。

ドラフト6位という下位指名でしたが、在京球団の東京ヤクルトスワローズに指名されるという快挙を成し遂げます。

でも、入ったプロの世界はとんでもなくレベルが高く、体が小さく強打者でもなんでもなかった彼は、そこで生きていくために自分のポジションを確立する必要があることを痛感します。

得意の足を売り物に、どこでも守れるユーティリティプレイヤーになることで、彼はその居場所を確立していくのです。

中でもバントの技術は、右に出る者がいないほどのレベルの高さでした。

確実にボールのスピードを殺し、転がす技術は天下一品。
ボール球を見極めて、確実に走者が進塁できるクオリティのバントを行う姿勢と眼光は、まるで獲物を狙う猛禽類のようでした。

また、投手以外のどのポジションでも守れるように、守りの技術を磨いてきました。

試合中は、いつどんなシーンで呼ばれてもいいように、準備を怠ることなく、ベンチでは首脳陣の近くの席に陣取って、試合の流れとベンチの思惑を汲み取って動いていたといいます。

代走、ピンチバンター、守備固め。

いつでもなんでもござれ。

12年間の成績を数字で見ると、レギュラー選手でない彼のそれは決してとびぬけたものではありません。

でも、彼の存在そのものが、チームやファンに勇気や元気を与えてくれていたのです。

野球に関することよりも、彼の存在そのものが周囲に与えた影響の方が、もしかしたら貴重だったのかも知れません。

その彼の存在感のうちの一つが、雨で試合が中止になってしまった時の、「雨中ヘッスラパフォーマンス」というものでした。

雨に濡れながら、寒さや冷たさにじっと耐え、試合開始を待っていてくれた観客をタダで帰すのは忍びない。

そんな思いからか、ブルーシートの敷かれたグラウンドで、ずぶ濡れになりながらヘッドスライディングをしてファンを喜ばす、そんなパフォーマンスを彼はたびたび披露してくれたのです。

プロの選手が、別にそんなことしなくても何も変わらないわけですが、チームのみんなに囃し立てられて、ファンも期待して喜んでくれる、だったら俺が一肌脱ごうというのが、彼の素敵なところ。

そのうち、「雨中ヘッスラ」は彼の代名詞になりました。

彼の引退セレモニーが予定されていたその日の神宮球場は、台風の影響で雨予報。

ファンみんなが、試合が無事行われて、でもヘッスラができるくらいの雨が降って、最後に彼がパフォーマンスをしてくれることを願っていました。

これはもう、ムチャクチャな願いです。

普通だったら、試合が成立する程度の雨でヘッスラできるだけの雨量が得られるなんていうことは、ありえないというか、非常に確率が低いと考えることができます。

5回を過ぎるまで試合が進み、そこで都合よく大雨になってコールドゲームにでもならない限りは難しく、そんなことは年に一度あるかないかのことです。

でも、彼の引退セレモニーが決まってからこっち、私たちファンはみな一様に、そんな展開になることを願っていました。

これはもう、集団による祈りといってもいいレベルのものだと思います。

そしたら、なんとなんと、本当にそれが、実現したのです。

試合は7回裏の途中で、雨が強くなり視界が悪くなったことを理由に中断されました。
それまでチームは10-3でリードしていて、すでに試合は成立しているという好条件。

30分の中断ののち、審判団は試合の続行は不可能であると判断し、雨天コールドを宣言しました。

試合には勝った。
グラウンドにはブルーシートが敷かれている。
その上には、大量の水たまりができている。

まさに、舞台は整った。

こんなこと、ある?!

みんなが願った最後の舞台のシチュエーションが、こんな風に叶うなんて。

引退の挨拶を、彼持ち前のひょうきんさで終えると、誰に促されるまでもなく、「じゃあ、行ってきます!」と言って、選手とファンが見守る中で、いつもの雨中ヘッスラパフォーマンスを始めた彼。

こんなおあつらえ向きの舞台が整うなんて、本当に彼は持ってる男です。

思えば、小さな体でドラフトにかかり、6位という下位指名であったにもかかわらず、12年間も続けてこられたことも、彼の「持ってる」力のおかげだと感じます。

もちろん、その道を切り開いたのは、彼自身です。

彼にしか行くことのできない道を自ら開拓し、必死で努力してきたからこそ、今があるのだと思います。

そして、それを知っている我々みんなが、彼にふさわしい花道として願った舞台が、あんな風に完璧に整ったのも、彼自身の努力によるものではないかと感じます。

彼の努力を、みんなが知っている。

だからその最後を、みんなで笑って見送りたかった。

そんな思いが宇宙に届いて、天の神さまは雨を降らせてくださったのでしょう。

こんな「集団による引き寄せ」が叶った瞬間を目撃することができたこと、本当に奇蹟のようで、一晩経ってもまだ信じられなかったほど。

ほらね、引き寄せはあるんだよ。

途方もない努力と祈りの先に、止まらずに歩き続けた道の先に、願った通りの世界が広がっている。

そんなことを確信した、昨日の夜でした。

最後に―。

三輪正義選手、12年間お疲れさまでした。

これからはコーチとして、その明るいいじられキャラのままで、後進の指導に邁進してくださいね。

いつまでも、応援しています^^

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