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本を出すことで止まる人、進む人。

中山マコトです。
あなたがデジカメを買ったとします。
そうしたらどうしますか?

普通は何かを被写体として撮ってみますよね?
自分が撮った写真を眺めてニヤニヤしたり、知り合いに見せて一緒に盛り上がったり・・・すると思うんですよ。

でも、カメラを買ったところで終わっちゃう人も稀にいるようです。
買ったことで満足して、写真も撮らずカメラを眺めているだけ。

もちろんライカとかローライフレックスなどのいわゆる名機と呼ばれるものならそれも分からなくは無いですが、普通のコンパクトデジカメの場合、眺めて楽しむというのはそうは無いと思うんですよ。

でね?
これ、出版も同じなんです。
本を出したところで満足して止まっちゃう人がいるんです。

僕の教え子にも本を出したヤツは何人もいるんですが、苦労して本を出したのに、しかも出版記念パーティとかもやったにもかかわらず、以降、何もしない。

例えば、本を持ち歩いて誰かに手渡したりもしないし、SNSで紹介もしないし、セミナー、講演をやっても積極的に紹介したりもしない。

言ってしまえば、出版が「無かったこと」になっているんです。

これ、なんでなんだろう?と思うわけですよ。

実は出版というのはビフォーとアフターがあります。
出版以前と出版以降です。
これ、明らかに違う世界です。

で、実は大事なのは出版以降。
少なくとも、本が出たからと言って、よほどのビッグネームで無い限り、勝手に売れて行くということはありません。

今は、本は著者自らが頑張って売らなくてはいけない時代。
出版社は、本が売れて初めて動きます。
数字に動きが出て初めて、プロモーションや広告、パブリシティを始めます。

言い換えると、売れない限り、何もしないんです。
それが当たり前の時代です。

なので僕は、
・積極的にセミナーをやって告知する。
・書店を回って、手作りのPOPを設置してもらう。
・雑誌社、新聞社に本を送り、後日、電話で内容を説明し、書評を書いてもらえる様に働きかける。
・Amazonなどのネット書店でキャンペーンをやる。
・トーハン、ニッパンなどの取次が運営する販売サイトでキャンペーンをやる。
・告知を条件に無料配布をして、SNSなどで紹介してもらう。
・SNSで積極的に告知する。
・自分のメルマガで積極的に書く。
などなど、やります。
やれることは実に沢山あります。

そしてこうした活動の結果として、初速を上げ、出版社が動くように働きかける。
この辺りは最低限の義務だと思うんですよ。

加えて、僕の場合は、出版社の了解を取り、出版社経由で新聞広告を打つ場合も有ります。
新聞広告とは、こんなやつ。

結構、威力あります。


このサイズ、新聞3段で8分の一なので、サンヤツと呼ばれています。
新聞社によって、掲載する場所によって価格は違いますが、20万~50万くらいです。
で、これが実に威力があるんです。

もちろん、本の内容との相性もあるんでしょうが、僕のある本はこの新聞広告だけで3000冊くらいを売ったこともあります。

新聞広告をやるよ!と言うと出版社は本気で動きます。
だって、新聞広告が出れば、書店に問い合わせが来るし、売り場に来る人が増えます。
なのに、売り場に本が無いとなれば大いなるロス、もったいない話です。

それを避けるように、「今のうちに本を発注して売り場に積んでおいた方がよいですよ!」と書店に働きかけることができるからです。
この大義名分は強いです。

要は、そういった材料がないと、出版社の営業さんも動きにくいというか、動くきっかけが掴めないのでしょう。

と、いう具合に、このくらいのことをやらなければ、本は売れません。
というか、これらをやっても売れるかどうかなんてまるで分らない。
でも、やらなければ何も突破できない。

そしてここがとても重要なんですが、このくらいをやって、本が売れて、売れなくても話題になったりして、それでやっと著者としてのあなたの名前が認知される。

そこから次の本のオファーが来たり、取材の依頼が来たり、講演の依頼が来たり、諸々が動きだす。
言ってみれば第二の人生です。

そこまで行かなければ、実は本はあなたの人生を変えてはくれない。

本を出すだけで人生変わるなんて、そんなに虫の良い話なんて無いんですよ。

こうした本を売る活動をしていくうちに業界のからくりとか書店のニーズ、現状が分かり、ネット書店の売れる仕組みが見えてきたり・・・
それがすべてあなたの財産になるわけです。

その結果、次の本を出すきっかけを作ることができたり、売るやり方が身に着いたりします。

本を出したところで止まっちゃう人が沢山いますが、それは本を出したというあなたの人生を否定することでもあります。
もったいなさ過ぎます。

せっかく産んだ本です。
一緒に手を携えて歩いてください。

本と一緒に、生きた証を見つけてください。
そうでないと、本が泣きますよ。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
まだまだこれからも書いていこうと思います。
明日もお待ちしています。

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中山マコトプロフィール。
https://note.com/makotonakayama/n/nae07da271ea6

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