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「いちじくいち」を終えて

いちじくいち」から早いものでもう一週間。昨年を上回る6,000人以上の、本当にたくさんの方にご来場いただきました。あの辺鄙な場所で開催することは、ぼくたちにとっても挑戦でしかなくて、初めて開催した昨年の不安なドキドキは、いまも鮮明に憶えています。それでもここで開催する意味は、鳥海山と海に抱かれたこの地域が本当に豊かで美しいと思っていて、それを一人で多くの人に体感してもらいたいということと、自分たちの人生は自分たち次第でいくらでも楽しくチェンジできるということを、カタチとして見せて体感してもらうため。


二年目の今年も、やっぱり不安は消えないわけで、初日、あいにくの雨模様になってしまったのですが、前日(もはや当日)深夜の準備作業中もずっと天気予報とにらめっこ…。「雨マーク消えた〜!」「ぎゃ〜! 70%ついた〜!」などと、もはや神のみぞ知る領域に何とか介入出来ないものかと醜い人間どもは右往左往したわけです。結局、深夜から降り始めた雨は止むことなく、一部会場の変更を決断。関係者の皆さまにはバタバタしてご迷惑をおかけしてしまいました。
 
そんな雨の中、ご来場いただいた皆さま、雨の中、これだけ開場の行列ができるイベントを見たのは初めてです。昨年の渋滞問題を少しでも解消しようと設けた会場の小学校グラウンドも、この雨でぐちゃぐちゃ。これをどう解決したら良いのか、現時点ではアイデアが浮かばないのだけど、不測の事態に備えていく術をもっともっと考えないといけないなと反省は消えません。

二日目は願い通じて最高の晴天。翌日がまた小雨模様だったことを考えれば、奇跡のような一日。この廃校の中庭、そして校舎の窓から見える鳥海山の美しさは格別で、この空気感まるごと楽しんでもらいたいというのが、ぼくたちの願い。いちじくの販売形態含めて、まだまだ課題も多いけれど、来年以降も開催していきたいと思っているので、皆さまどうかおおらかな気持ちで応援してください。

今年、どうしても必要になったテントの購入費用が100%捻出できず、初めてチャレンジしてみた「polca」を使っての個人の皆さまからの支援集めは、開催が近づくにつれ、また会期中、会期後も実務に追われ、更新できなかったりレスポンスが遅くなったりと、反省点ばかり。それでも、たくさんの方からのご支援をいただいて、上の写真の白いテント6台、約28万円の購入費用に充てさせていただきました。みなさん本当にありがとうございます! 返礼品の手ぬぐいお送りしますので、送り先ご住所等まだお知らせいただいていない方は、いちじくいちウェブサイトの問い合わせメールにお願いします!

それと、もうひとつ今年初めてチャレンジしたのが企業の皆さまからの協賛。私たちのこのチャレンジに賛同してくださった協賛企業の皆さま、特に地元、にかほへの想いに共感して、すぐさま二つ返事でOKしてくれた安倍健太郎さん(三共グループ)、地元の関係者みんながとてもとても感激、感動していました! ありがとうございました!

また、素晴らしいステージをつくりあげてくれた秋田市の建築家、高橋りえ子さん(kiki inc.)、そして驚くほどたくさんの良質な木材を提供してくださった日諸木材さんをはじめとする秋田県銘木青年会の皆さん、クオリティ高すぎる賽銭箱(入場料入れ)と協賛企業ボード、いちじくイスをつくってくれた能代市二ツ井の県北パネルの倉持夫妻、ハイテクウッド秋田の佐藤さん、ステージづくりを影で支えてくれたAAREAの小林さん、音響やライブ調整に尽力してくれた鈴木雄大くん(hanauta)、これだけの出店者(約40店舗)、ライブなどのイベントに完璧に電力を供給してくれた、地元にかほ市象潟のマサオ電気の仁、あの人の波の中、二日間ずっと記録撮影をしてくれた清永さん、ごちんくん、今回の企画にご尽力くださった関係する全ての皆さまにも、この場を借りて、最大限の敬意と感謝をお伝えさせていただきます。ありがとうございました!

最後に、会場や駐車場の提供、シャトルバスの運行、たくさんの会場備品の貸出などで全面的にご協力くださった、にかほ市の皆さまに、深くお礼申し上げます。

そして、当日の運営に奔走してくれたスタッフのみんながいたからこそ、このイベントを成り立たせることが出来ています。手前味噌ではありますが、みんなありがとう!

黄金色の稲穂が風に揺れる頃、またこの場所で会えますように。


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