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好きなように読んで、共有していこう

読書会を通してたくさんの本を紹介してもらうので、出会う本はどんどん増えています。
本屋さんへ足を運ぶ機会も増えてきました。
全部の本を読みたいけれど、その中で自分が読める本は、限られてしまいます。能力や知識が足らなかったり、集中力が続かなかったり、眠くなってしまったり。笑
今までは読んでいる本1冊を読み切らないと、なんだか気持ち悪く、次の本を読む気にならず、その結果、読書に飽きていた気がします。
しかし、最近ではたくさん読みたい本があることで、気付いたら何冊も並行して読んでいます。

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15、『読書会入門』 山本 多津也 (著)

日本最大規模の「猫町倶楽部」という読書会を主催している方の本。この読書会は毎回、課題本があってその本について参加者で意見交換を行っている。
初参加の人もいつでも馴染めるような場所にすること。コミュニティとして大きくなってきた時に、ルールやヒエラルキーは作らない。主催者がやりたくないことはやらない。
参加者が10人いれば10通りの読み方があり、人それぞれによって感じ方は異なる。そして沢山の意見を知ることができる。
主催者は尊敬される必要はなく、むしろ参加者の方が自分よりも知識や知性が豊富な人にきてほしい。
改めて読書会の素晴らしさを実感するとともに、最初に掲げた想いは忘れずにしていこうと思った。

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16、『日本の哲学者とお茶を飲む ―賢人が到達した答え―』 白取 春彦 (著)

著者が有名な哲学者の思想に基づいて、インタビュー形式できっとこんな回答をするだろうという仮定で生き方について語られている。生き方について、昔っぽい考え方で共感できない人がいたり、なるほどと感銘を受ける人もいる。
私にとっては知らない人ばかりだけど、年表でどんなことをしてきたのかなど分かりやすく説明されているので、理解しやすい。哲学って面白いなあ。

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17、『19世紀問題』 関 眞興 (著)

19世紀は世界的にたくさんの革命や事象があった時代だと友人に教えてもらい、知っておこうと思って買った。でもやっぱり、私には歴史がわからなかった。笑
もっともっと基本的なことを学んでからじゃないとダメそう。
でも、21世紀だとか今までどうでもよかったけど、調べるきっかけになった。アメリカは昔からずっと社会的にトップだったんだ。日本の明治維新と結構関わっているみたい。
この本は編集者の方が著者にインタビュー形式で本の構成まで作ったみたいで、そんな編集者の方もいるんだなと知った。日本史が得意な人はこれ読んだら世界史と結びつくっぽい。
私に歴史本が理解できる日はくるのだろうか・・・泣

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18、『GACKTの勝ち方』 GACKT (著)

自分をマネタイズするために、ストイックな考え方や生き方を学べる。
楽しく生きるのはただラクをしているだけ。嬉しいことや面白いことをして、愉しく生きることが人生の喜びになる。
言葉は声に出して発することで初めて、言葉としての意味を持つ。嫉妬は自分の中に溜め込んでいたらどんどん醜いものになっていく。美しい嫉妬であれば心の中に秘めず、相手に笑い話のように伝えた方がいい。そうすれば自分の中で醜いストレスにもならないし、女子なら可愛げもあるかもしれない。
ファーストインプレッションは重要。面白いやつだと思ってもらえるような人でいたい。

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19、『バスキアイズム』 ジャン=ミシェル・バスキア(著)  (バスキア展限定販売品:森美術館)

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バスキア展で販売されている本。27歳という若さで亡くなったバスキアのインタビューやメッセージが込められている。バスキアは自分の好きな場所で、描きたい時に彼自身の感情を描いている。好きなように。
環境に左右されることなく、自分の訴えたいことを素直に独特な表現であらわしている。アンディ・ウォーホルともコラボ作品を複数作っている。アンディ・ウォーホルが亡くなってから、引きこもりになりヘロインの過剰摂取で亡くなったそう。特別な友人を亡くして哀しみを癒えきれなかったのかな。画家らしく美しい死に方だなと私は思う。

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20、『自分の時間』 アーノルド・ベネット(著)

本屋で立ち読みしてしまった。
人間は朝の時間、一番追われている。その時は1分、1秒を大事にして生きているのに1日24時間と捉えると無駄な時間を過ごしてしまうことが多い。
朝の1時間は夜の2時間に値するくらいの価値があると。確かに朝活を始めてから、朝の集中力や頭の明快さが格段に違うことを体感している。
朝の30分、60分でも早起きをして読書をしたり新聞を読む時間。そして夜も少しでも自分のための時間を作って、自分を癒し、向き合う時間を作ることで、つまらない人生から抜け出せる。
読書好きの人へ向けて、本選びについても教えてくれている。良い本というのはストレスなくどんどん読み進められるもので、読み終わった後に疲れを感じ、なかなか読み進められないものは自分にとって良い本ではないと。
読書家にとって、本は数だけこなせばいいものではない。読み終えることが目的ではない。1冊の本をさっと読んでもいいし、じっくり読んでもいい。その本の中から何かしら1つでも、気付きや学びを得られればいい。

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全部読み切らずに終わることがほとんどですが、著者のことやメッセージが分かれば、それだけでも学びになるのではないかと思います。
本の内容を忘れてしまうこともありますが、本当に自分の中で印象に残っていれば覚えているものなんだと感じています。
だから、あえて読破しようとも思いません。
自分の好きなように読んで、好きなように解釈すればいい。
そして読書会などで他人と意見を共有する場があれば、アウトプットして他人の意見も知ることで自分の知見も広がっていくのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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