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ありがとう

くやしい。くやしい。くやしい。

なんでだろうな。
こう考えるつもりはなくても思ってしまう。
悔しい。
長い間お世話になった相手との別れの時が来たようです。
思い返すと楽しかった思い出しかなかったような気がします。
本当にいい奴だったな。
こう思いながら涙を流しております。
今何言ってんのこいつって思われてもいい。
心の声を残しておきたい。
なんで別れることになったんだろうな。
久しぶりの後悔かもしれません。
適当に生きてきたなりに、決断には後悔しないようにしようと生きてきました。
でも唯一後悔があります。
それは今まで自分に正直に生きてこなかったことです。
そのせいで自分は心を失い、取り戻さなければならないという思いに駆られました。
しかし、その代償は大きかったようです。
大切な相手を犠牲にしてしまったようです。
本当に悔しい。
自分に正直に生きていれば、もっと付き合えたのかなとも考えたりします。
でも、自分が正直だったら出会うことがなかったのかもしれません。
そう考えると、これも人生の一ページなのかって。
自分に正直に生きてこれなかった自分がいるからこそ出会える人もいるんだなって。

この感情、この思いは一生忘れることがない宝物です。
この先、僕の人生がどうなろうと忘れることはありません。
たとえ新しい恋人ができても、できなかったとしても、復縁したとしても、死んでしまったとしても忘れることはないでしょう。
こんな感情を経験できただけ感謝しなければいけません。
この感情の大きさは2年と十ヶ月という長い期間をかけて育んできたものです。
この長い時間があったからこそ、この最後の大きな感情があったんでしょうね。
腹筋にものすごい力がかかるような、こんな感じを味わうのは久しぶりというか、初めてかもしれません。
これが人間なんだなぁって。
こう感じれたことが嬉しくもありました。
心が動いているって。
今までの僕の心は死んでたのかもしれません。
感情の変化も小さく、涙を流す経験も少なかったです。
でも、もう今月は何回泣いたことでしょう。

10月の初めにトムさんという方に会いました。
とても心の綺麗な方で、どれだけ今まで悩み苦しみもがいてきたか、それがよく伝わる、そんな人物でした。
見ているだけで心が穏やかになる、そして尊敬できる人間でした。
そのトムさんに、最後に一言だけメッセージをもらう機会がありました。
その瞬間に涙が溢れて止まりませんでした。
人間に感動し、泣きました。
自分ってこんなに泣く人間だったんだなって、その時実感しました。
その経験をしてからは、人に少し親切なことをしてもらっただけでも涙が出てきました。

他の人からしたらありがとうで終わってしまうかもしれません
以前の僕もありがたいなぁ、そう思うだけだと思います
しかし、人間味が戻った今では涙が出てくるほど嬉しかったでしょます
ちょっとした進出でも涙が出てしまいます
人間の心に戻れたかなって、そんな気がします

今回もそうです。
泣きながらではありますが、泣いている自分を客観視して、少し安心している自分もいます。

涙を流さずに終わるのだろうか。
そんな感情も少しずつ募っていました。
しかし募っていた思いはやはり大きかったようです。
自分の涙の量で実感しました。
今までの2年と10ヶ月は嘘じゃなかったんだなって。
偽りじゃなかったんだなぁって。
適当な事を言って。
適当に扱って。
失礼なこともして。

でもそれがボクの全力だったのかもしれません。
この涙が僕の全力だった証だと思います。
こんなんでも全力でした。
感情も表現できなければ、思いやりを持った行動も少なかったことでしょう。
何度イラつかせてしまったか。

以前に別れるという経験をした時は涙を流せませんでした。
その代わりに感じたのは、当時までに感じたことはない心の痛みでした。
なんだろう、この感覚は。と少し戸惑っていたのかもしれません。

でも、今回はすでに知っている心の痛みでした。
知っているだけに辛かったのでしょうね。
自分の心は戸惑うこともなく、ただ正直に僕に涙を流させました。

こんな事書いてたらこいつは何を言っているんだと思われてしまうかもしれません。
でもこれは僕の心が感じたことです。
これが僕の本心です。

隠した方がいいのでしょうか。
でも、心の声は忘れてしまうものです。
何日も寝れば忘れてしまいます。
涙を流している今がチャンスだと思ったのです。
こんな経験二度とない。
だから言葉にして残そうと思いました。

なんで泣いてるんだろう、何をこんなに悔しがっているのだろう、男として情けない、そう思われても仕方ないと思います。

僕は弱い人間です。
全てのことが終わってから、改めて自分の弱さに気づきました。
でも、この感情は隠さなければいけないんでしょうか。
ものすごく貴重で、ものすごくリアルで。
表に出すことが恥ずかしい感情だとは思いません。
胸を張って言えます。
僕が全力で生きてきた証だからです。

全力で生きていると涙を伴うことが多いと感じました。

過去にはこんな経験もあります。
高校のテニス部時代のこと。
最後の引退をかけた大会がありました。
出れるかどうかはジャンケンで決まりました。
僕はあっさりとジャンケンに負けてしまいました。

ペアのやつもいいよってすんなりと言いきってくれたことを覚えています。
でも僕は、
ああ、引退なんだ。

そんな心境でした。

今からしたら、あの時の感情をあの時ほどは詳しく覚えていません。
しかし、鮮明に覚えてるのは涙を治すほど悔しかったということです。
帰り道にチャリを漕ぎながら、1人でひたすらに泣いていました。

あの頃は全力でやっていたんだな。
今になってそう感じます。

涙で思い出すのは、サークルの35代の先輩もです。
最後の夏合宿が終わった後みんな泣いていました。
熱い涙でした。
こんな涙を流せるようになるのかな。
人を感動させるような涙を流せるのかな。

流せませんでした。

気持ちが乗らなかったのかもしれません。
申し訳ないですが、全てのことに全力を尽くすっていうのは僕には無理なのかもしれません。
何かに全力で頑張れる人を羨ましくも思いつつ、大学生活を過ごしていました。

でも、この休学という選択をして、自分が頑張っていたことがようやく見えてきました。
自分の心と正直に向き合うようになって見えるようになりました。

トムさんに会った後に流した涙は、真剣に人生のことを考えていたんだなと自分に気づかせてくれるものでした。

そして今回のお別れの時の涙は、真剣に相手に向き合っていたことをことを気づかせてくれる涙でした。

全部終わってから気づくんですね。
人生もそうだと思う。
終わる時にどう思うか、それが一番重要だと思います。

どれだけお金持ちになっても、最後の最後に残したお金が原因で、金銭トラブルになってしまったら悔いが残ると思います。

でも、どれだけ貧乏でも最後は仲の良い家族に看取られて幸せに眠りにつければ最高の人生だったと言えるでしょう。
終わる時に気づく、良い人生の教訓です。

思い返していると、
そういえばこんなことがあったなぁ。

普通じゃ面白くない。
そう言ってばっかりだった僕がいたことを。

終わってから気付いたんですが、
失ってから気付いたんですが、

そんな普通がとんでもなく幸せだったことを

何が面白くないんだ。
何がつまらないんだ。

楽しい決まっている。幸せに決まっている。
でも、途中ではそんな単純で当たり前のことにも気づけません。
なんて情けない人間なんでしょう。
感謝が大事だとか言いながら、全然感謝できなかった。
本当に情けないです。
なんで途中で気付けなかったんだろう。
そう思います。

でも人間って、終わってからしか気付けないんですよね。
失ってから気づくという言葉をよく聞きますが、まさにその通りです。
そうやって人間を成長していくのでしょう。
弱くて醜く情けないこの僕も、こうやって成長していくのでしょう。

こんな経験にも感謝しなきゃいけません。
この後、人生がどう転ぼうとも、この経験には感謝です。
こんな感情をくれたみゆうに感謝しています。

別れた後の感情を赤裸々に告白すると、いつかは笑いものになります。
この先どんなことが起ころうと、最終的には、この恥ずかしい恥ずかしい文章がみんなの笑いものになっていればなと思います。

それもまた幸せなのでしょう。
笑いものにならなくても別に良いです。
他の誰かに読んでもらえれば、それでいいです。
あいつってこんな人間なんだ。
そう思われるだけでもいいです。

なんでこのノートを書いたかというと、先日お会いしたトムさんの教えがあったからです。

「心が傷つき、辛い時ほど、鋭い文章が書ける」

こう教わりました。

この感情は宝物です。
絶対無くしてはいけないと思い、すぐに文章にしました。

スマホの画面に涙を流しながら。
今までの自分に後悔をしながら。
今までのお付き合いに感謝しながら。

文章を書いていると、色んな感情が沸き起こってきました。
悔しい、辛い、悲しい、寂しい。

でも一番大きな感情は
ありがとう
です。

そしてこれからもまたよろしくお願いします。

最後の最後に、
「手紙を貰うことがなかった」
と言われたので、このメッセージを送ります。

直接送るわけではないので、届くかはわかりません。
ただ、知り合いたちの笑いものになるだけかもしれません。
でも、届いてくれたらなと思います。

これからどうなろうとも、
何がしたいかわからない生活が続いても、
精一杯生きていこうと思います。

ありがとうございました。

まあく

#感謝 #手紙 #これからもよろしく



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