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『実験思考 世の中、すべては実験』を読んで。

箕輪さんのtwitterより「価格自由」を知り、読んでみた。
恥ずかしながらこの方を存じ得なかったのですが、めちゃくちゃ面白い。アイデアしか書いていない本でした。それも惜しみなく。

備忘録として個人的にビビっときたセンテンスを抜粋しておきます。

“Web広告運用は広告スペースの不動産屋さんです。”

いきなりビクッとした。そうならないように提案しているつもりだけど、広告提案しているだけなら不動産業と一緒だ。
「●●のニーズならGoogleがいいですよ~●●ならFacebookですね~」のような話だけをするならその通り。だからこそ自分は、ターゲット・コンテンツ・クリエイティブに一貫性を持たせた戦術を提案することに重きを置いている。

そもそも「人を疑う行為」をなくしたら、相当なコストがセーブできるでしょう。(途中省略)悪い人を排除するためにいい人に無駄なチェックをさせているのです。

ログインなんか最たるもので、本来必要のないことが一部の悪い人のために手間がかかってしまっている。手間がかかっているということはそこに時間・コストが割かれている。そのコストがサービス料に乗ってしまうから買い手の負担になる。

ぼくは「人を信じたい」と思っているわけではありません。それよりも、ビジネス的な観点で、そのほうが儲かるのではないかと思うわけです。

↑のメッセージがこの方を象徴しているように感じる。偏見なく、フラットに物事を見ているので、余計な雑味がなく、儲かるためになにがベストか?を最短距離で考えられているんだなぁと。

「未来を見通す目」が正しくても、マスが追い付く環境が整っていないとうまくいかない。感覚的には「時代の半歩先」くらいのものを出すのがちょうどいいと思っています。

CtoCのカーシェアリングサービスを10年前に始めたらしく、そのときは失敗に終わったらしい。でも今は流行っている。「儲かりそう」と「流行りそうなこと」のタイミング合致しないと世間は動かない。だから始めるタイミングというのがとても大事なのか、と感じた。

オランダあたりには「無料の売春宿」があると聞いたことがあるのですが(途中省略)男の人がそこに行くとタダでサービスを受けられます。なぜタダで受けられるかというと、月額5,000円ほどの会員制のサイトがあって、その行為をしているところがライブ配信されるようになっているのです。

一見、お金を払う価値がないことでも、一定の人にとっては価値がある、という具体例だと思う。そのニーズを組み合わせることによって双方が満足するサービスになる。

「君の名は、天気の子」と各メーカーのタイアップCMなんてまさにそう。

・映画制作会社→CM制作も承れる
・メーカー→タイアップに相乗りして認知度・浸透度を高められる
・視聴者→CMっぽくないので楽しく見られる

三方良しのスキーム。(一番儲けているのは勝手にCMが舞い込んでくる広告代理店だけど)

お金を使えば使うほど新しい世界が見えます。新しい体験ができて、それによって自分が成長します。結果的にパワーアップするから、稼ぐ能力がもっとついて、さらにお金が増えるのです。

ホリエモンも箕輪さんも同じこと言ってるし、自分もそう思う。投資することで回収しなきゃ!と思っていろんなインプットをする。インプットするとアウトプットしたくなるからいろんなところに出ていって情報を出していく。情報を出すと、対価としてまた情報をもらえるからさらにインプットする、みたいな感じ。

だからインプットした人はどんどん成長するし、もらってばかりでアウトプットしない人は取り残されていく。その格差がすごく広がっていると思う。

これだけ情報があふれているから、インプットしようと思ったらいくらでも情報を得ることができる。だからお金を使う先は情報だけでなく、体験・経験にお金を投資するのがいいと思う。

会社を起こしてもいいし、セミナーやスクールに行ってもいいし、別に遊びに投資してもいい。それがいつか糧になる(というか糧にする)。

以上!

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