ちょっと疲れてしまったルビーさんとそんな彼女のことが心配マルメくんのお話

ルビー「ふぅ...この汚れ...なかなか手強いですわね...もう何日も徹夜してこの汚れと戦っていますが...もう諦めるしか...」
ルビーはとある汚れと対決していた
ルビー「ダメですわ!それでは『輝き怪盗ルビーカラット』の名が廃りますわ!そこの汚れ...いつか絶対盗んであげますわ!」

とある日の昼
リボン「今日もここたま活動頑張ろー!」
ピロー・ちゃこ・マルメ・パントニオ「おー!」
ルビー「ふぁあ...」
ちゃこ「ルビー?」
ピロー「眠たいの?」
ルビー「あぁ...お恥ずかしいところを...実は最近手強い汚れと戦っていまして...もう何日も取れないのです...」
リボン「そうなんだ〜」
マルメ「無理してはいけないぞ?」
ルビー「ありがとうございます、今日こそはあの汚れを...!」
パントニオ「はーっはっはっは!気合い十分だな!」

マルメ(ルビーが心配なのだ...昔無理していた銀造さんがよく体調を崩していたのを思い出したのだ...元気にしてくれたらいいのだが...)
マルメ「!」
パントニオ「どうした、マルメ?」
マルメ「ルビーの様子を見に行くのだ」
ピロー「なんだか眠たそうだったから...ね...スーピロピロピロ~」
ちゃこ「ねにゃいでくださいー!!!」
リボン「マルメ、こっちのことは任せといて!」
マルメ「ありがたいのだ」
マルメは全速力でルビーの元へ向かった

ルビー「はぁ...はぁ...」
ルビーはまだ汚れを落とせずにいた
ルビー「やっぱり...私...には...」
ルビーはその場で倒れてしまった
マルメ「ルビー!大丈夫であるか...!?」
マルメは倒れていたルビーを発見した
マルメ(ひどい熱である...早くここたまホテルへ連れて行かなければ...!)
マルメはルビーを背負ってここたまホテルへ向かった
そしてスイートルームの大きなベッドに寝かせた
マルメ(僕が...僕がなんとかするのだ...!)
マルメは大急ぎでパントニオの元へ向かった

マルメ「パントニオー!!緊急事態なのだー!!!」
パントニオ「ん?」
マルメ「ルビーがひどい熱を出しているのだ!お粥の作り方を僕に教えてくれたまえ!!」
リボン・ピロー・ちゃこ「えー!?」
パントニオ「っ!分かった!」
マルメはパントニオの手を引きホテルへ向かった
リボン「ルビー...大丈夫かな〜...」
ピロー「お見舞いに行く時僕子守唄歌おう...」
ちゃこ「心配です...そういえば」

ここたまレストランにて
パントニオ「どうして自分で作るって言い出したんだ?お粥くらいなら俺がパパッと作ってやれるのに」
マルメ「ホォ“ッ⁉︎そ...それは...」
パントニオ「んー?」
マルメは頬を赤くして下を向いた
パントニオ「まあ今はお粥の作り方だな!」
マルメ「訳を聞かないのか?」
パントニオ「はっはっは!お前のその赤い顔を見てたらなんとなくわかったぞ!」
マルメ「む〜...」
数分後
パントニオ「よし!完成だ!」
マルメ「本当にお世話になったのである...!」
パントニオ「はっはっは!気にするな!さ!早くここたまホテルへ行ってそれを食べさせてあげろ!」
マルメは頷いてからここたまホテルに向かった
リボン「パントニオー!」
ちゃこ「ルビーは大丈夫にゃんですか?」
パントニオ「あぁ!マルメが行ったからもう大丈夫だ!」
ピロー「もしかしてマルメって...」
ちゃこ「マルメはやっぱり...」
リボン「2人共どうかしたの?」
パントニオ「はーっはっは!リボンにはまだちょっと難しいかもなぁ!」
リボン「えー!?」

ホテルにて
ルビー「ん...?」
マルメ「目が覚めたようであるな」
ルビー「マルメ?ここは...ここたまホテル?」
マルメ「君のことが心配で様子を見に行ったら倒れていたから僕がここまで運んできたのである」
ルビー「まぁ...貴方には迷惑をかけてしまいましたね...申し訳ございません...」
マルメ「気にすることはないのだ、困った時はお互い様なのである、ただ...」
ルビー「...?」
マルメ「君は何かと1人で抱え込んでしまいがちだから、困った時はいつでも僕たちに相談してくれたまえ」
ルビー「...ありがとうございます」
マルメ「お腹は減っていないか?パントニオに教わりながら作ってきたから遠慮せずに食べてくれたまえ」
ルビー「いただきます」
ルビーはマルメが作ったお粥を食べた
ルビー「とても暖かくて...身体の芯から温まっていくようですわ...」
マルメ「ほーほー!それは良かったのである!」
パントニオ「おかわりが欲しかったらいつでも言ってくれ!」
マルメ「みんな!?」
ちゃこ「あ...あの...暖かいお茶はいかがですか?」
ピロー「僕の子守唄でぐっすり眠らせてあげるよぉ〜」
リボン「私の面白いお話で熱を吹き飛ばしてあげる!」
パントニオ「本当はマルメに任せるつもりだったがやっぱり心配でな!」
ルビー「みなさん...!」
マルメ「ほら、みんなルビーの事を心配していたのである!」
ルビー「心配かけさせてしまって申し訳ございません...私、すぐに元気になってみせますわ...!」
パントニオ「はっはっは!元気が1番だからな!」
その後、ルビーはちゃこの暖かいお茶を飲んだ後、ピローの子守唄を聞きぐっすり眠った
リボンの面白い話はピローの子守唄によって無いものとされた

翌日すっかり元気になったルビーはあの汚れの元に向かった
ルビー「覚悟なさい...今日こそ...?」
そこにはすでにマルメがいて汚れを見ながらぶつぶつ計算をしていた
マルメ「石鹸×ブラシ+真っ黒な汚れ...」
ルビー「マルメ...?」
マルメ「ん?ほほー!元気になったようであるな!」
ルビー「えぇ、ところで何をされていたのですか?」
マルメ「うむ!この汚れに最適な洗剤とブラシを計算して調べているところなのだ!」
ルビー「まぁ...」
マルメ「僕に任せてくれたまえ!」
数分日...
マルメ「よし!答えが出たのだ!」
ルビー「本当ですか?」
マルメ「さあ僕と一緒に来て欲しいのだ!」
マルメはルビーを台所に連れて行った
ルビー「ここにその答えが?」
マルメ「その通りなのだ!まず、そこに置いてある食器用洗剤と...あっちの方置いてある重曹を同じ量を取ってよく混ぜ合わせるのだ!」
ルビー「こう...ですか?」
マルメ「それをあの汚れにつけてゴシゴシ磨けばピッカピカになるのだ!」
ルビー「...」
マルメ「騙されたと思ってやってみるのだ!」
ルビーはマルメに教わった洗剤を汚れにつけてブラシを使って磨いた
ルビー(これは...頑固な汚れが取れていく感触...!)
洗剤を拭き取るともうそこに汚れはなくピカピカに輝いていた
ルビー「やりましたわ...ついにやりましたわ〜!!」
ルビーは興奮のあまりマルメに抱きついてしまった
マルメ「ホッォ“!?」
ルビー「あ...ごめんなさい、嬉しくてつい...」
マルメ「大丈夫なのだ」
ルビー「...マルメ」
マルメ「ん?」
ルビーはマルメの目の辺りに自分のスカーフを巻いた
マルメ「な、何をするのだ...?」
ルビー「...貴方のハート、盗んでいきますわ」
そういうとルビーはマルメのほっぺにキスをした
マルメ「!?!?!?」
ルビーはマルメの後ろからスカーフを取り、そのまま去って行った
マルメはしばらくの間放心状態になった

数日後...ここたまキャッスルにて
ルビー「キャッスルを綺麗に使ってください!」マルメ「い...いや、これは計算をしていたから仕方ないというか...」
リボン「あの日からすっごく仲良さそうにしてるね!」
ちゃこ「あれは仲(にゃか)がいいと言えるのですか?」
パントニオ「はーっはっは!喧嘩するほど仲がいいってな!」
ピロー「スーピロピロピロ~」
ルビー「早くしないと全部掃除してしまいますわよ?」
マルメ「ホホッ⁉︎今すぐに書き写すから待って欲しいのだ!!えーっと、桜の木+お尻フリフリ+魔法...」
ルビー「...うふっ」

おしまい(なんだこれ)

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